家庭裁判所での研修会
家庭裁判所調査官の自庁研修の講師として呼ばれ、行ってきた。内容は、「アドラー心理学について」の講義と事例検討だ。昨年も講師として参加した(家裁の人と学ぶ)が、おかげさまで好評だったらしい。
野田俊作先生が、かつて家庭裁判所の嘱託医を務められていたことがあったので、現在でも調査官の中でアドラー心理学が一定の市民権を得ている。その野田先生の勉強会に参加し、裁判所内の雑誌にその成果を発表した方が、転勤で函館に来ているのだという。こんな風につながっているのだと思うと感慨深いものがある。
講義では、主にアドラー心理学の理論を語る。今年は、実際の相談事例も入れて少し具体的にお話しした。そして、事例検討会。事例は、発達障害を抱えている方のお話だった。ケースを理解するために、発達障害を持つ方の特性についての話をと、不適応行動をとる人に関してのアドラー心理学的な解釈についての話をした。一見、不適応行動の動機が不明に見えるが、常に目的論を頭において考えると必ず読み解くための鍵が見つかる。それは障害のあるなしにかかわりがない。
こういう機会を通して、調査官の中に、アドラー心理学的なものの見方・考え方(個人の主体性、目的論)が浸透していくと社会がより住みやすくなるように思う。
野田俊作先生が、かつて家庭裁判所の嘱託医を務められていたことがあったので、現在でも調査官の中でアドラー心理学が一定の市民権を得ている。その野田先生の勉強会に参加し、裁判所内の雑誌にその成果を発表した方が、転勤で函館に来ているのだという。こんな風につながっているのだと思うと感慨深いものがある。
講義では、主にアドラー心理学の理論を語る。今年は、実際の相談事例も入れて少し具体的にお話しした。そして、事例検討会。事例は、発達障害を抱えている方のお話だった。ケースを理解するために、発達障害を持つ方の特性についての話をと、不適応行動をとる人に関してのアドラー心理学的な解釈についての話をした。一見、不適応行動の動機が不明に見えるが、常に目的論を頭において考えると必ず読み解くための鍵が見つかる。それは障害のあるなしにかかわりがない。
こういう機会を通して、調査官の中に、アドラー心理学的なものの見方・考え方(個人の主体性、目的論)が浸透していくと社会がより住みやすくなるように思う。
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