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障がいのある子どもの子育て

夜は、嘱託をしている通園施設で、恒例の子育て講演会があった。テーマは、「障がいのある子どもの子育て~心豊かに育てる」

まずは、「人間とは何か」~私の好きなシャニダール洞窟の話。4万5千年前のネアンデルタール人の化石調査で、片麻痺の成人男性が発掘された。彼は、40代まで生き、ちゃんと埋葬され、花も手向けられていた。狩には出られなかっただろうが、奥歯がすり減っていたので皮をなめすことを仕事としていたらしい。共同体の一員として受け入れられ、一定の尊敬もされていたのだろう。人は、原始の時代から、障がい者を排除することなく、一人一人が一つの役割を持ち、協力共同しながら生活していたということだ。

やはりアドラー心理学をベースにして語る。人は所属に向かう基本的な欲求を持っている。共同体にただ受け入れられるのではなく、他者の役に立ちながら貢献的に「所属」できた時に、はじめて精神的に健康になれる。そのためには、「自分には能力がある」「人々は仲間だ」と思えること。これを「自分が好きになる」「人が好きになる」「仕事が好きになる」という3つの視点で語った。話しの中で、「障がいとは何か」「障害を持って自立することの意味」についても触れた。

参加者にはおおむね好評であった。質疑の中で、「障がいを持つ子のきょうだいが学校でその子のことを言われて傷つかないかと心配だ」という話があった。「友だちにきょうだいのことを言われたからといって、傷つくとは限らない。意外に子どもは平気だったりする。まずはその子自身がどんな風に思っているのかを聞いてみることが大切。障がいのことをあまり知らないようならもう一度話すきっかけになるのでは?」と言うような話をした。他の参加者の経験談や意見も出て、ちょっとした座談会風になった。

親同士がこんな風に思いを語れる場が大切だと思う。

帰りに、子どもたちからすてきなプレゼントをいただいた。みんなで作った来年の午年のカレンダーだ。みんなの気持ちが込められている。いつもいつもありがたいことだ。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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