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子どもの栄養と食事

サポーター養成講座の最終会「子どもの栄養と食事」があった。
講師は、食育インストラクターの高柳しげみ。

食事と栄養

健康を支える3つの力「調整力をつくる」「心をつくる」「身体をつくる」の3つにからめて食について話してもらった。

まずは、捕食する(食べる)能力の獲得について、子どもは約1年半かけて主体的に食べる能力を獲得していく。

私たちは、ふだん何も考えず、当たり前のように食事をしているが、実は子どもの発達の過程では、ただおっぱいに吸い付き、飲み込むだけから、食物を捕らえ、噛み、順に送り、飲み込むようになるまで、一歩ずつ段階を経て発達していく。その発達の過程を知ると、感動を持って子どもの食べる姿を見守ることができる。
●経口摂取準備期、
●嚥下機能獲得期、
●捕食機能獲得期、
●押しつぶし機能獲得期、
●すりつぶし機能獲得期、
●自食準備期、
●手づかみ食べ機能獲得期、
●食器食べ機能獲得期、

この発達の過程を実に生き生きと実演もおりまぜて語ってくれた。

次に咀嚼の大切さついて。よく言われている「ひみこのはがいーぜ」
ひ:肥満の予防
み:味覚の発達
こ:言葉(発音)の発達
の:脳の発達
は:歯の病気(虫歯・歯周病)の予防
が:がんの予防
い:胃腸快調(胃腸の働きを良くする)
ぜ:全力投球(全身の活力を生む)

離乳完了がすなわち大人の食事なのではない、離乳完了期こそ咀嚼する基礎をつくるとき。子どもをよく観察し、咀嚼ができているのかを見て、必要な援助をするべきである。

そして、食に関するさまざまな悩みにいかに対応するのかという話。
○遊び食い
○偏食
○食わず嫌い
○むら食い
○食べるのに時間がかかる
○よく噛まない

アドラー心理学を加味しながら、それぞれに細かく説明していた。

食べることは生きることという話が感動を呼んだ。流動食から形のあるものを食べようになると、お年寄りが元気になる例がある。自分の口を使って、噛んで、食物を味わい、飲み込むことが、人間にとってどれほど大切なことなのか。乳児期にこれだけの時間と労力をかけて、食べることを学んでいっている姿からも、明らかだと思う。

つまり、食べることは、単に栄養を取るだけの行為ではない、実に主体性の獲得なのだ。とても深い話であった。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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