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子育ての心理学

サポーター養成講座の特別版の第2弾「子育ての心理学」。
今日は一日アドラー漬けだ。

ここ数日、スライド作成にかかりきりであったが、実に楽しい時間であった。今まで作ったスライドをはり合わせればできるのだが、あらためて見直して、あちこち手を入れた。やればやるほどステキになっていく。自分がいかにアドラー心理学にぞっこんほれ込んでいるのかがよくわかる。

子育ての心理学

午前中は、「アドラー心理学の理論」。2時間半かけてアドラー心理学の理論、5つの基本前提の話しをする。
○個人の主体性
○目的論
○全体論
○社会統合論
○仮想論

はじめて聞く人が多いので、ゆっくり時間をかけて、なるべく具体的な例を挙げながら話す。アドラー心理学の理屈は、世間の一般常識、普通の考え方から見るとちょっと変わっているので、慣れないうちは少し奇異に聞こえて理解しにくいかもしれない。けれども決して難しい話ではなく、聞いた人はなるほどとうなづける内容だと思う。

午後は、具体的な援助技法のワークをした。ここのところ私の中でブームになっている「意見と事実」のワークだ。アドラー心理学にとって援助とはなにか?ということを「共同体感覚」と絡めてお話した後、ワークをする。グループに分かれ、一人の人から最近困ったことのエピソードをもらって、書き取り、意見と事実に分け、事実を見ながら、パーソナルストレングスを探す。

たったそれだけのことだが、上手にワークを組み立てると、最初のエピソードがまったくちがう色で見えてくる。二つのグループでやったのだが、どちらの事例でも話し手の人には、たくさんの気づきがあったようで、終わったときの顔がとても輝いて見えた。

時間がたっぷりあったので、あせらずじっくりとワークに取り組めたのと、たまたま欠席者が多く程よい人数だったのが幸いした。集まったメンバーもよかったのだと思う。最後のシェアリング(感想の出し合い)では皆さんとてもいいお話をしてくれた。

講師冥利につきるとてもいい時間を味わうことができた。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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