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日本アドラー心理学会総会

15日から診療をお休みさせてもらって、日本アドラー心理学会に参加してきた。
今回の学会は、湯河原の温泉にて、三日間にわたって行われた。

湯河原1

一日目には、総会と宿題発表があった。宿題発表では、あるベテランカウンセラーのカウンセリングの録音を起こして、逐語的に分析した研究に興味をそそられた。アドラー心理学のカウンセリングの構造が目に見えてわかる内容であった。

ベテランカウンセラーのカウンセリングは、はたから見ていると、芸術的でとても美しく感動的なのだが、いざ私たちがまねてみようとしても、どうやればうまくいくのか、そのコツをつかむのがとても難しい。職人芸とはすべからくそのようなもので、何回も見てまねるしかないと言われている。

今回の研究では、カウンセリングの大まかな流れ、特にアドラー心理学のカウンセリングの大きな戦略目標~「クライエントのプライベートロジックを読みとって、その枠組みを崩すこと」ということがはっきりしたことと、さらにカウンセリングを進めるための効果的な言葉の言い換えについていくつかのポイントが示された。これがわかったからと言って、すぐにカウンセリングがうまくいくとは言えないが、どの方向に訓練すればいいのかが分かったと言うのは大きな収穫と言える。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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