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学校に行かない子どもを勇気づける

渡島特別支援教育研究会というところに呼ばれてお話ししてきた。
場所は七飯文化センター、歩いて会場に向かう、こんなに近くでやってもらえてありがたい。
テーマは「学校に行かない子どもを勇気づける」

講演


おもにアドラー心理学のお話をした。
○不登校を目的論的にとらえる、人間は劣等から優越に向かおうとするエネルギーを持っている、不登校はその一つの表れ、
○人間は社会的な生き物、常に所属を求めている、所属に失敗すると不健康になる、
○子どもには、「共同体感覚」~人とつながって生きる力、他者を援助し、他者に援助されながら生きることを教えたい
○そのためには、「つながっていること~人々は仲間だと思えること」「人の役に立つこと~自分には能力があると思えること」を子どもに教える=勇気づけ
○子どもの問題行動に注目せず、適切な行動、貢献的な行動に注目することが、「勇気づけの良循環を生む」
○ともに遊び、ともに働き、ともに話し合うなかで、こどもを勇気づけていこう
概略、以上のようなお話をした。

今回、強調したのは、親と子、教師と生徒の関係のこと。
子育てや教育の目的は、子どもを社会化すること、すなわち人間の共同体の中で生きていけるように「躾」ることだ。「しつけ」というと枠にはめるようにとらえられがちだが、「躾」は英語で、「Disciplin」。これは「Disciple(弟子)」と関係がある。弟子は師匠を尊敬し、師匠のやり方を見てまねするなかでものを覚えていく。本来子育ても教育も、親と子、教師と生徒が、相互に尊敬しあい、相互に信頼し合う中で、より有効に行われていく。何かを教えるときも、頭ごなしにでは決して伝わっていかない。子どもの人格を尊重し、子どもの伸びる力を信頼する中で、大人とのいい関係がはぐくまれ、そのいい関係性の中で、いろんなことが染み込んでいくのだと思う。

不登校ということに限らず、子育て、教育全般のお話になった。うまく伝わっていればいいのだけど。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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