子どもの行動で困っている方へ
昨日、子育て講座のびのび第3弾「子どもの行動で困っている方へ」を行った。今回の講師は、発達障害者相談センターあおいそらの高橋実花先生だ。彼女は小児科医でもある。参加者は23人。

導入の自己紹介からとても素敵だった。これまでの経歴を紹介しながら、障害を持つ家族と寄り添う中で感じていることについて語ってくれた。「障害を持つ子がいることによって家族のコミュニケーションが深まる。だから、障害のある子が家にやってくるのは、悪いことばかりではない。」参加されたお母さん方もとても勇気づけられたに違いない。
そして、大切にしたいことの第1が「お母さんの笑顔」だと言う。たくさんの親子の相談を受けてきた、一つの結論が、「子どもの成長にとって一番大事なのは、お母さんの笑顔だ」というのは、とても印象的なお話だ。その後の質疑でも、「お母さんは十分やってこれている。まず、大事なことは、お母さんが健康で明るくいることだ」、ということを繰り返しお話しされていた。
「困った行動」に悩んだときに対応することとして、5点のポイントにまとめてくれた。
1)原因を考えよう
2)子どもの気持ちに寄り添おう
3)何をすれば良いのか、わかりやすく示そう
4)逃げ場所・逃げ方を確保しておいてあげよう
5)とにかく褒めよう
それぞれわかりやすく説明してくれた。
資料から拾って、かいつまんで書きだすと・・・
1)うまくやれない子、トラブルを起こす子の表面的な行動を見ているだけではなくて、そういう行動を起こす背景を考えようということ。例えば、その指示が理解できない、不安や恐れが強くてできない、要求や感情を表現する手段が未熟、失敗体験の積み重ねなどなど。
2)子どものやりたい気持ち、やりたくない気持ちをわかってあげること。わかってあげることと子どものいいなりになることは別。すぐにさせられない場合にはいつできるのか、何を代わりにすればいいのかを伝え、決して、大人の都合を押し付けないようにしよう。
3)言葉は短く、具体的に、そして、おだやかに。また、見てわかるようにする工夫も大事。(具体的な例を写真で示してくれた)
4)子どもを追い詰めない、本来子どもは学ぶこともあそぶことも大好き、無理強いして嫌いにさせるより、まずは逃げること認め、どうやったらできるのかを考えよう。
5)当たり前のことを褒める。注意も訂正もなく一つのことをやり遂げるのは褒めることと同等、だから一人でできる課題を与えよう。
最後に、一人で悩んでいないで、どんどん相談することが大切だとお話してくれた。
その後1時間余り、質問の時間を取った。お母さん方からさまざまな切実なお話があった。それに一つ一つ丁寧に答えてくれる。その答え方が、とてもすてきだった。やさしくかつ言うべきことはすっぱり。なるほど、そんな風に答えるのかと、とてもいいモデルを見せていただいた気がする。
この質疑応答の時間の中で、今、目の前の子どものことで困っているお母さんに対して、先輩のお母さん方からのエールがあった。健康で明るくいるために、時にはぐちを言い合うことも大切だ。そこで、その場の思い付きではあったが、子どもの発達に心配を持つ親の交流の場として、茶話会をやることを提案した。(詳細は決まり次第、HPに掲載)
ときどき思うことだが、医師とは触媒みたいなものだ。もともとその人にはエネルギーがあるのだが、医師に触れることによって、どんどん変わっていくことができる。高橋先生の人柄に触れたことから、私自身も、そして参加した親御さんたちも、また一つ階段を上って成長することができたのではないかと思う。

導入の自己紹介からとても素敵だった。これまでの経歴を紹介しながら、障害を持つ家族と寄り添う中で感じていることについて語ってくれた。「障害を持つ子がいることによって家族のコミュニケーションが深まる。だから、障害のある子が家にやってくるのは、悪いことばかりではない。」参加されたお母さん方もとても勇気づけられたに違いない。
そして、大切にしたいことの第1が「お母さんの笑顔」だと言う。たくさんの親子の相談を受けてきた、一つの結論が、「子どもの成長にとって一番大事なのは、お母さんの笑顔だ」というのは、とても印象的なお話だ。その後の質疑でも、「お母さんは十分やってこれている。まず、大事なことは、お母さんが健康で明るくいることだ」、ということを繰り返しお話しされていた。
「困った行動」に悩んだときに対応することとして、5点のポイントにまとめてくれた。
1)原因を考えよう
2)子どもの気持ちに寄り添おう
3)何をすれば良いのか、わかりやすく示そう
4)逃げ場所・逃げ方を確保しておいてあげよう
5)とにかく褒めよう
それぞれわかりやすく説明してくれた。
資料から拾って、かいつまんで書きだすと・・・
1)うまくやれない子、トラブルを起こす子の表面的な行動を見ているだけではなくて、そういう行動を起こす背景を考えようということ。例えば、その指示が理解できない、不安や恐れが強くてできない、要求や感情を表現する手段が未熟、失敗体験の積み重ねなどなど。
2)子どものやりたい気持ち、やりたくない気持ちをわかってあげること。わかってあげることと子どものいいなりになることは別。すぐにさせられない場合にはいつできるのか、何を代わりにすればいいのかを伝え、決して、大人の都合を押し付けないようにしよう。
3)言葉は短く、具体的に、そして、おだやかに。また、見てわかるようにする工夫も大事。(具体的な例を写真で示してくれた)
4)子どもを追い詰めない、本来子どもは学ぶこともあそぶことも大好き、無理強いして嫌いにさせるより、まずは逃げること認め、どうやったらできるのかを考えよう。
5)当たり前のことを褒める。注意も訂正もなく一つのことをやり遂げるのは褒めることと同等、だから一人でできる課題を与えよう。
最後に、一人で悩んでいないで、どんどん相談することが大切だとお話してくれた。
その後1時間余り、質問の時間を取った。お母さん方からさまざまな切実なお話があった。それに一つ一つ丁寧に答えてくれる。その答え方が、とてもすてきだった。やさしくかつ言うべきことはすっぱり。なるほど、そんな風に答えるのかと、とてもいいモデルを見せていただいた気がする。
この質疑応答の時間の中で、今、目の前の子どものことで困っているお母さんに対して、先輩のお母さん方からのエールがあった。健康で明るくいるために、時にはぐちを言い合うことも大切だ。そこで、その場の思い付きではあったが、子どもの発達に心配を持つ親の交流の場として、茶話会をやることを提案した。(詳細は決まり次第、HPに掲載)
ときどき思うことだが、医師とは触媒みたいなものだ。もともとその人にはエネルギーがあるのだが、医師に触れることによって、どんどん変わっていくことができる。高橋先生の人柄に触れたことから、私自身も、そして参加した親御さんたちも、また一つ階段を上って成長することができたのではないかと思う。
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