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歩く速度で

今日は、仕事を終えてから、七飯文化センターへ映画を見に行った。
第5回北海道ユニバーサル映画祭 七飯上映会。
「アンダンテ~稲の旋律」という映画だ。

ユニバーサル映画祭とは、障害を持っている人でも、一緒に映画を楽しめるようにと、さまざまなサポートを設けた上映会だ。
日本語字幕、音声ガイド、ミュージックサイン、案内や挨拶に手話通訳、要約筆記が用意され、バリアフリーの会場に、聴覚補助システム(磁気ループ)、車イス席、保育室が設置される。
メインは、9月に行われる3日間にわたる上映会だが、今回は一足先に七飯で行われるプレ企画らしい。

上映の趣旨にも共感していたのだが、今回は映画の内容にひかれて見に行った。
大学中退から、引きこもりの生活となった主人公が、農業との出会いを通じて、自分を取り戻していく過程を描いたものだ。
映像もきれいだし、音楽もとてもすてきだった。
とてもていねいに作られた作品だと思う。
公式ホームページ
http://www.ggvp.net/andante/

人間にとって一番の基本は、農にあるということを改めて実感させてくれる。
苗を植え、草取りをして、毎日毎日こつこつと努力を積み上げていくことでしか、安全でおいしいお米はとれない。
「農業をやっているとしょうがないと思うことがよくある。農家の人がどんなに頑張ったって台風を止めることはできない。だから人が怖いということもしょうがないことだって受け止めてみたら?」
こんな言葉に、主人公が救われる。

なにごとも効率を追い求める現代社会の中で、今農業は危機にひんしている。
けれども、この映画の登場人物たちは、悲観的になることなく自分たちのできることから始めようとしている。
一人一人の努力でしか変えていけないけど、変えていこうとしている人たちがいる。

ところどころに出てくる、田舎の駅長さんのつくった標語も効いている。
「卵を割らなければ、オムレツは作れない」

主人公の相手役の姪っ子が言う、
「もう知っていると思うけど、なんにも役に立たなくても、私は千佳ちゃんのこと大好きだからね」

原作者は、とても人間のことをよくわかっている人だ。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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