秋の深まり
祝11周年
世の中ってどんなところ?
今年度3回目の実花先生の学習会、クリニックと小さなはるのかぜの合同研修会。
テーマは、「世の中ってどんなところ?」
障害を持つ子どもたちは、この世界をどんな風に感じ、体験しているのだろう。
子どもたちの見ている世界を体感的に学ぼうという内容であった。

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちの言語に関わる苦手さーー
◎ASDの人たちは“言葉”を操るのが苦手。
◎過剰な声掛けは、ASDの人たちを混乱させる原因となりかねません。私たちはそれを“過剰”と認識していない場合も多いかもしれません。
◎ASDの人たちは自分の考えを持っています。でもそれを適切に言葉にするのが苦手です。言葉を選ぶのに時間がかかったり、自分の考えにぴったりの言葉を探せなかったり、話すタイミングがわからなかったり…。話したくないわけではないのです。
そして、体験は、こちらの動画、
https://youtu.be/xHHwZJX67-M
英国自閉症協会作成の啓発動画
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちの感覚の過敏や鈍麻ーー
◎“感覚”を実際に認識するのは脳。だから、脳の機能が違うと同じ刺激でも強く感じたり弱く感じたりする。
◎感覚過敏は定型発達の人には非常に分かりにくく、知識を持っていないと気がつけない。
◎一方で、本人にとってはとてもつらい状況を引き起こすことがまれではない。
そして、体験は、こちらの動画、
https://youtu.be/6MW04Kfi9oQ
Jリーグ川崎フロンターレ作成の啓発動画
次に、注意欠如多動症(ADHD)の子どもたちの特性ーー
◎しばしば指示に従えなかったり、課題をやり遂げることができないことがあります。
◎やり遂げようという意欲はあり、努力もしているのにできない。
そして、体験は、
日本LD学会が作成した『LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム』から
これは動画ではないので紹介できないけど、同時にいろんなことをするように指示されて混乱するというもの。
最後に、ASDやADHDなどのある人の、限局性学習症と呼ばれる“読み”“書き”“計算”の苦手さーー
◎学習は、子どもにとっても学校生活の中で重要な位置を占めるものです。知的に遅れがないと、学習の特性に気づかれないこともあり、子どもの気持ちに大きな影響を与えます。
◎早めに気が付いて、支援体制を作りたいです。
そして、体験は、文字を読み替えながら(例えば、わ→ね、ね→わ)文章を読む。
読み替えを意識しながら読むので、一文字ずつ読んでいくのに苦労し、読み終わっても全体の意味をつかむことができない体験。
以上、4つの体験プログラムを紹介してくれた。
障害を持つ子の大変さを頭ではわかっていたが、こうして体験してみて、あらためて体の感覚として”わかった”様な気がする。
障害=困難さを抱える子どもたちをこちらに合わせるのではなく、子どもたちの困難さに寄り添って、そこに焦点を合わせて支援を組み立てていく。
「合理的配慮」ということの意味をもう一段深いところで理解できた、とても貴重な体験であった。
Jリーグ川崎フロンターレ作成の啓発動画
テーマは、「世の中ってどんなところ?」
障害を持つ子どもたちは、この世界をどんな風に感じ、体験しているのだろう。
子どもたちの見ている世界を体感的に学ぼうという内容であった。

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちの言語に関わる苦手さーー
◎ASDの人たちは“言葉”を操るのが苦手。
◎過剰な声掛けは、ASDの人たちを混乱させる原因となりかねません。私たちはそれを“過剰”と認識していない場合も多いかもしれません。
◎ASDの人たちは自分の考えを持っています。でもそれを適切に言葉にするのが苦手です。言葉を選ぶのに時間がかかったり、自分の考えにぴったりの言葉を探せなかったり、話すタイミングがわからなかったり…。話したくないわけではないのです。
そして、体験は、こちらの動画、
https://youtu.be/xHHwZJX67-M
英国自閉症協会作成の啓発動画
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちの感覚の過敏や鈍麻ーー
◎“感覚”を実際に認識するのは脳。だから、脳の機能が違うと同じ刺激でも強く感じたり弱く感じたりする。
◎感覚過敏は定型発達の人には非常に分かりにくく、知識を持っていないと気がつけない。
◎一方で、本人にとってはとてもつらい状況を引き起こすことがまれではない。
そして、体験は、こちらの動画、
https://youtu.be/6MW04Kfi9oQ
Jリーグ川崎フロンターレ作成の啓発動画
次に、注意欠如多動症(ADHD)の子どもたちの特性ーー
◎しばしば指示に従えなかったり、課題をやり遂げることができないことがあります。
◎やり遂げようという意欲はあり、努力もしているのにできない。
そして、体験は、
日本LD学会が作成した『LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム』から
これは動画ではないので紹介できないけど、同時にいろんなことをするように指示されて混乱するというもの。
最後に、ASDやADHDなどのある人の、限局性学習症と呼ばれる“読み”“書き”“計算”の苦手さーー
◎学習は、子どもにとっても学校生活の中で重要な位置を占めるものです。知的に遅れがないと、学習の特性に気づかれないこともあり、子どもの気持ちに大きな影響を与えます。
◎早めに気が付いて、支援体制を作りたいです。
そして、体験は、文字を読み替えながら(例えば、わ→ね、ね→わ)文章を読む。
読み替えを意識しながら読むので、一文字ずつ読んでいくのに苦労し、読み終わっても全体の意味をつかむことができない体験。
以上、4つの体験プログラムを紹介してくれた。
障害を持つ子の大変さを頭ではわかっていたが、こうして体験してみて、あらためて体の感覚として”わかった”様な気がする。
障害=困難さを抱える子どもたちをこちらに合わせるのではなく、子どもたちの困難さに寄り添って、そこに焦点を合わせて支援を組み立てていく。
「合理的配慮」ということの意味をもう一段深いところで理解できた、とても貴重な体験であった。
Jリーグ川崎フロンターレ作成の啓発動画