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みんなで考える

クリニックと小さなはるの風(児童発達支援事業所)合同の研修会を行なった。今年度2回目となる。
講師は、高橋実花先生。

はじめに、支援をしていくときの心構えについて、少しお話をいただく。毎年うかがっている内容ではあるが、新しいスタッフもいるのであらめてお話ししてもらった。何度聞いてもいいお話だと思う。自分たちの見る目が広がってきているので、先生の言われることが心に染み入るようになってきているということもあるのだろう。

事例検討201908291

発達障害といっても、子どもごとにみんな違うので、支援の内容は子どもによって変わっていく。基本的には、子どもに聞きながら、反応を見ながら個別に考えていかなければならない。そうはいっても、理屈が必要、関わるときに基本を持たなければならない。うまくいかなくなったときに、そこに戻ることができる。「理屈が大事、でも現場では子どもにより変わる。現場は大事、でもよってたつ理屈が大事」、こういうバランス感覚が素敵だと思う。

必要なことは、『上手な子育て』より『私らしい子育て』。子育ては’当たり前’で’簡単’なことではない。育てにくい子育てをするとそのことがよくわかる。例えば「スマホ子育て」を一概に否定しない。その親子からスマホを取り上げたら、もっとうまくできなくなる。その家族になじむやり方は何かというところから考える。

一番大切なのは、お母さんの笑顔、それから家族の笑顔、そして子どもの笑顔~お母さんが倒れたら、子育て支援も成り立たなくなる。子どものことは皆が目をかけるけど、養育者のことまでなかなか目が届かない。そして、同時に支援スタッフの笑顔も大事だ。~と話される。たくさんの経験に裏打ちされた重みのある言葉だ。

例年のごとく、後半は事例検討を行った。今回は、参加者をグループ分けして、それぞれのグループで話し合ってそれをまたみんなでシェアしあう。3つの事例、二つはクリニックの事例、一つは小さなはるの風の事例を取り上げた。

事例検討201908292

みんな積極的に参加し、意見を出し合っていた。各グループからの報告を聞いていると、うちのスタッフのレベルがとても上がっているということがよくわかる。どの事例からも、目の前の親子にどう対応するのか?だけではなくて、日頃から何を大切にして親子に接するべきなのか?が浮き彫りにされてきた。事例検討とは、対応策の答えを出すだけではなく、答えに至るまでに何をどう考えていくのか、を大事にしていくものなのだということがよくわかった。

一つの事例で考えたり、学んだりしたことは、次の事例にも応用できる。こうして、私たちのスキルを高めていくことができる。また、スタッフみんなが参加し、一緒に話し合うことで、一致した方針で臨むことができる。さらに、ものの見方、考え方を共有していけるということが、一番の成果なのではないだろうかと思えた。とてもいい事例検討会であった。
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輝きを取り戻す

クリニックは、まもなく10周年を迎える。この機会に、蛍光灯をLEDに変更することにした。
すべての蛍光灯をLED用の機器に取り替える大工事。
ちょっとした投資ではあるが、電気代が節約できることと、節電により地球環境を守れるので、思い切って導入することにした。

LED

led2


やはり、蛍光灯よりずっと明るい。ちょうど、先週ワックスをかけ直したので、開院当初の輝きを取り戻したかのようだ。
リフレッシュした気分で、仕事に励んでいけそうだ。

10周年を記念して

おかげさまで、この9月15日に、クリニック開院10周年を迎えることができる。
10周年を記念して、9月14日にコンサートを企画した。

10周年コンサート

日時は、9月14日 14時~15時(受付13:30)
場所は、木ネズミ緑地 (クリニックむかいの緑地)
参加費は、椅子席・1ドリンク付きが500円
       ブルーシート・立ち席が無料

広く地域の方がたに来ていただき、ともに10周年の喜びを共有していただけたらと考えている。
緑に囲まれた緑地で、二胡とカホン・カリンバの音色に、たっぷりとひたってくださいませ。

<マル秘情報>
わたしも「木ネズミ音楽隊」の一員として、ちょっとだけバックミュージックに参加します


夏草やつわものどもが・・・2

夏草の第2弾
北海道には珍しく、真夏日が続いている。
でも、少しずつ、吹く風が涼しくなっている気がする。

通勤途中、いい匂いがした。あ、いつか調べた花だ。
図鑑を繰ってみる。うん、クサギだ。
赤と白のコントラストがきれい。何よりいい香りがする。
自転車通勤してるから気が付けることだね。
夏草0808-1 夏草0808-2

おしべのさきっちょに、かろうじてアリりがしがみついている(^^)
がんばれ~~
夏草0808-3

セイタカアワダチソウ
夏草0808-4 

マルハナバチも頑張っている
夏草0808-5 夏草0808-6 

赤とんぼ、すなわちアキアカネ。あの真っ赤になるのは成熟した個体だという。
だとするとこれはまだ若いんだね。キラキラ輝いている。
夏草0808-7

夏の代表選手、ヒマワリ、北海道では意外に遅咲き。
蜜を吸っているのは、ハナアブ?ハエの仲間かも?
夏草0808-8 夏草0808-9

バラが満開、アリさんがのぞいている。蜜はいっぱいあるの?
夏草0808-10 夏草0808-11

マジョラムにも、アブかな?白い毛が生えている
夏草0808-12 夏草0808-13

お、キタテハもやってきた。
夏草0808-14 夏草0808-15

夏真っ盛り、命の息吹がまぶしいね。

夏草やつわものどもが・・・1

夏草や つわものどもが 夢の後

ツクツクホウシがが鳴いたかと思ったが、またアブラゼミの合唱に変わった。まだまだ暑い夏が続く。
草花も、今を盛りと咲いている。虫たちも花の蜜集めに大忙しだ。

可憐な花、ゲンノショウコ。いつみてもかわいい。
夏草1

畑のバジルが花を咲かせた。
夏草2

こちらは、ピーマンの花、よく見るとかわいい。
夏草3

この頃、道端を席巻しているノラニンジン。きれいだから許すよ。
精密なレースのように美しい。その姿からQueen Anne's Lace(アン女王のレース)と呼ばれるとのこと
夏草8 
よく見ると、真ん中に赤い小花がある。
「レースを編んでいたアン女王が誤って針で指を刺し,レースに一滴の血が落ち,これが花の中心部に見られる暗紫色の小花である」という逸話があるらしい。

つぼみから、咲ききるまでいろんな姿を見せてくれる。
夏草6 11 

夏草7 13 

ガガイモの花。自然の造形は不思議だ。
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ヘラオオバコ、好きな花の一つ。
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ミントの花。ちょっとかわいい。
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こちらから、忙しく働く虫たち。
モンシロチョウ   
夏草4 

ハナグモ(嫌われ者のクモだけど、これはきれいだね)
夏草9

赤トンボかな      
夏草5 

アリさんも頑張っている。拡大してみると花粉まみれになっているのがよくわかる
12 あり
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プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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