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木ねずみの会を始める

クリニックの地域活動の一つとして、新たに「木ねずみの会」をスタートさせた。

「木ねずみの会」は、地域から子どもの育ちを考えていくことを目標に、地域の子育て・教育に携わる専門職が、気軽に交流しあえる場として始めたものだ。

町の保健師さんや学校の特別支援コーディネーターの方などとお話をする機会がある。各職種ごと、それぞれのフィールドで頑張っていながら、その思いが他のフィールドで頑張っている人たちに伝わっていないのではないかな?と思えてきた。一緒に話し合ったり、一緒に学んだり、それぞれの抱えている悩みを一緒に解決したり という場があれば、今よりもう少しお互いの風通しがよくなり、ひいては地域の子育て支援の力になるのではないかと考えた。

参考までに、はじまりの案内文から・・・
 『子どもたちは、私たちの未来です。子どもたちが、いつも活力にあふれ、元気いっぱい、生き生きとした笑顔を見せてくれることで、私たちも元気づけられています。時に、ちょっと壁にぶつかって、足踏みしたり、後戻りしたりするときもあります。そんな子どもたちも、やがて、自らの頑張りにより、あるいは周りからの支えにより、すこしずつ元気を取り戻し、ひとつ壁を乗り越え、強くたくましく育っていっています。
 子どもたちの豊かな成長を支えるために、地域で、保育、教育、行政、福祉のそれぞれ分野で様々な取り組みがなされています。少しずつ子どもの育つ環境が整備されていっていることを感じます。それでも、時にすれ違いが生じることもあり、より交流を深めて、顔の見えるお付き合いをすることが大切だなと感じています。
 子育て、教育にかかわる様々な方が集い、悩みや経験を交流しあえる場として「木ねずみの会」を立ち上げました。』

まずは、第1回の集まりを6月22日、クリニックの2階リハビリ室にて行った。

第1部 ミニ講演「小児科外来から見た最近の子どもたち」
第2部 相談会~こまった事例、悩んだ事例について 

第1部、今回は、言い出しっぺの私からのミニ講演「小児科外来から見た今どきの子どもたち」のお話をした。
いまどき

最近の子どもたちの疾病動向と健康に関連する子どもたちの生活について(食事、遊び、睡眠、家事に関するデータ)のお話から始め、今小児科外来で取り組むべき健康づくりのあり方について、私の考えをお話した。大切なことは、からだの力、調整の力、こころの力を鍛えること。そのために、食事、運動、遊び、生活リズム、家の仕事が大事であることをあらためて強調した。

この話を受けて、それぞれの立場から今の子どもたちの姿について少し語り合った。

第2部は、今困っている事例を一つ提供してもらって、みんなで話し合った。

こうして、困っている事例を取り上げて、一緒に話し合うと、より良い解決の方向性が見えてくる。そして、それぞれのフィールドで、何を大切にして日々実践しているのかをお互いに知り合うことができる。顔の見えるつながりが、今後のこの地域の糧になるではないかなと思う。

次回の集まりは3か月後の予定、ゆっくり進んで行こうと思う。
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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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