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北海道地方会

札幌で、3回目のアドラー心理学会北海道地方会を行った。
 午前の部は、協力を学ぶワーク「アドラブたちの冒険」、
 午後の部は、講義と演習「基礎からわかるアドラー心理学ー基本前提でエピソードをよみとく」

「アドラブたちの冒険」は、自分たちの姿をを見失ったアドラブ村の村人が、、女神さまの導きで冒険に出かけ、様々な困難に出会い、みんなで協力しながら解決していくうちに、自分たちの姿を取り戻すという冒険ゲーム。

地方会1

地方会3


はじめはとまどっていた子どもたちが、次第に物語のなかに入り込んでいく。しっかりとゲームに参加し、積極的に役割を果たしていく。冒険の途中に「協力ゲーム」を織り込み、楽しく遊びながら、「協力」や「貢献」を体感してくれればと考えていたが、案ずる生むがやすし。子どもも大人も楽しく協力を学べたのではないかと思う。

感想の中から:「日々の中で頭ごなしの命令口調にかかわることが多く、日々自生しています。相談する、話し合う、決定権は全員にあるということを改めて学びました。ありがとうございました。」

「基本前提でエピソードをよみとく」は、はじめに基本前提のおさらいをした後、用意した架空のエピソードを使って、「一般的な言い方」と「基本前提に沿った言い方」をグループで話し合って、文章にしていくというワークだ。

地方会2

地方会4

基本に帰って、あらためてアドラー心理学の基礎理論を身に着けるというのがねらいだ。例えば、エピソードを個人の主体性から考える~「私がイライラの感情を使って、子どもに言うことを聞かせようとした」のように。これを個人の主体性、目的論、全体論、社会統合論、仮想論で表現していく。思ったより時間がかかったし、とても難しかったという感想をもらった。3つ用意したエピソードも2つしかできなかった。それでも、4人で話し合いながら、じっくりと基本前提について考えるという貴重な時間を持つことができたのではないかと思う。

感想の中から:「難しいワークでしたが、メンバーの方と、丁寧に考えて出せてとてもよかったです。基本前提を見つけ出す練習を重ねていくと今よりも理解が深まるように感じました。何かの機会でまたやってみたいです。」

毎年コツコツと積み上げていくことが大事だなと思う。準備に携わった皆さま、参加してくれた皆さま、ありがとうございました。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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