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地域でつながる

10月のことになるが、七飯町で「小児科医・保育士・保健師との意見交換会」というものが開かれた。ブログに「子どもを真ん中につながる」と書いていて思い出した。ブログに載せそびれていたものをここで書いておこうと思う。

雪化粧 雪化粧


保育士・保健師も、小児科医も、子どもの幸せを考えて日々仕事をしている。しかし、時に行き違う事がある。例えば、保育士は「まだちゃんと治っていないのに医者は保育園に行ってもいいという」、医師は「検査だけで診断ができるわけじゃないのに保育士は検査をしてきてという」とお互いに不満を持つ。お互いの言い分には一理あるのだが、それを直接に確認しあう機会がない。短時間でも、対面して話すことができればわかりあうことができるのにと思っていた。

今年のはじめに、町にこのような集まりができないかを提案していて、半年かけてようやく実現できた。町内の保育園、幼稚園、認定こども園の園長と町の保健師と小児科医が集まった。話し合いのテーマは、「感染症について」「食物アレルギーについて」「薬の取り扱い方について」「発達が気になる子について」、それぞれに保育士側から気になっていることを質問し、小児科医側が答えるという形で話し合いが進んだ。

小児科医が、診断や治療、家や園での療養についてどのように考えているのかを聞いてもらうことができた。また、あらためて、保育士・保健師が、どんなことを疑問に思って仕事してるのかを聞くことができた。こうやって、一堂に会して、お互いの思いを聞きあう場をもつことによって、今後何か疑問を持ったときに、今まで以上に気軽に声をかけあうことができるようになるのではないかと思う。

参加した方々からの反応も良かったらしい。一回限りにするのではなく、今後も会を積み重ねていく事が大切なのだと思う。こういうことを通して、風通しの良い街づくりができればと願う。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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