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夕焼けをめでる

時に自然は偉大な芸術家だ。この美しさをとどめておきたいと思う。

夕焼け3

夕焼け2

夕焼け1

夕焼けを美しく撮るには、もう少し年季がいるのだろうか。

わが物顔で庭を歩く

我が家の庭をわが物顔で歩くキジを発見。うちの庭にはしばしば彼らがやってくる。コウライキジと言う種族らしい。

きじ1

子連れだ。オスが一族を引き連れて散歩する。開けたところは先にオスが出ていき、あとからヒナたちがわたっていく。お父さんご苦労さんです!!

きじ2

北海道にキジは生息しない。狩猟目的で放鳥されたのが、定着したのだという。キジ(ニホンキジ)と違って、首に白い輪がある。だからクビワキジとも呼ぶらしい。より拓けた環境(草原や耕作地など)を好むと言う。だから 人の庭にも出没する。

盛岡でアドラーを学ぶ

盛岡でともにアドラーを学ぶ仲間が、アドラー心理学講演会「21世紀の子育てと教育」と「教師のためのケース・カンファランス」を企画してくれた。東北・北海道で、野田先生から教えを受ける機会は珍しい。残念ながら、講演会の方は、8月1日土曜日開催なので参加することができない。でも、アドラーネットで、「教師のためのケース・カンファランス」がとても学べる内容だと知り、早速申し込んだ。前日仕事が終わってから、スーパー特急白鳥、東北新幹線はやぶさを乗り継いで、盛岡へ向かう。



そして、翌日、待望の「教師のためのケース・カンファランス」。最初から圧倒されてしまった。先生方がクライエントになって、日頃、教育現場で悩んでいること、詰まっていることをお話しする。野田先生は、いとも簡単に絡んだ糸を解きほぐしていく。

野田先生が強調していたのは、まず第1に、教科指導をしっかりすること。第2に、不適切な行動はクラスへの適応行動であることを理解すること。第3に、子どもの不適応行動はクラスの中で起こっている、従って、クラスの中で解決を見つけること。

それを一つ一つの事例に即して解き明かしていく。7人の方が、実に様々な問題を持ってこられ、それぞれに一つ二つ大きく解決に役立つヒントを得て帰られたものと思う。野田先生の知識と技に感服する思いであった。野田先生は、ただアドラー心理学の理論を単純に応用しただけだとおっしゃる。でもそこには、野田先生の様々な分野に及ぶ広く深い知識(何しろ学校の先生方が舌を巻くようなそれぞれの教科に対する知識)と豊富な臨床経験からくる生きた知恵が必要なのだと思う。

教育現場と小児科臨床の現場と場所は変わっても、動かす原理は変わらない。とくに不登校をはじめとする心身症関連の疾患への対応に応用できることが多い。また、クリニックの職場運営に役に立つヒントもたくさんいただいた。途中、年齢ごとの子どもの発達状況の概略とそれに即した接し方の工夫をお話ししてくれたが、それもとても勉強になった。小児科の現場でも、大いに役に立つ知識だと思う。

アルフレッド・アドラーは、臨床家であったが、第1次世界大戦に従軍して帰って来てから、子どもたちの教育に力を入れるようになった。すべての子どもが何らかの教育をうけるので、教師がアドラー心理学を学び、教育実践が変わることで子どもが大きく変わるのではと考えたらしい。確かに、今回の相談に来た先生方が、アドラー心理学に基づいた助言を実行したならば、クラスが大きく変わり、多くの子どもたちがそれに影響を受けて、変わっていくのではないかと思えた。

北海道でも、このような場を持てるといいなと思う。今教育現場に必要なのは、アドラー心理学の理論に裏付けられた技なのではないかと思う。

帰りの列車にから見る夕焼け。いつになく美しいと思った。そして、お土産の南部せんべい。盛岡は、折よくさんさ踊りの真っ最中。踊りのパレードを見ることはできなかったが、お土産缶にさんさ踊りが・・・東北の熱い情熱を七飯に届けるのにちょうどいい土産となった。

fc2blog_20140804201935ba5.jpg おみやげ

バトンをつなぐ

先週から、地域研修プログラムの一環で、2年目の医師がクリニックに実習に来ていた。

ばら

おもに外来の見学研修だが、折よく当クリニックの行っている様々な子育て支援のプログラムに参加してもらうことができた。彼は将来小児科医になりたいと考えている。特に子育て支援のできる小児科医にというのが夢だ。

それで、わざわざうちのクリニックを指名して研修に来てくれたのだという。とてもありがたいことだ。

職員研修会、のびのび子育て講座、相談外来、そして知内の5歳児健診にも参加してもらった。

彼の一番の感想が、「自分のしたい小児医療がここにある!」最大のほめ言葉をいただいた。次代を担う若い医者からこんな風に言われるのは、とても大きな喜びだ。

もう一つうれしい感想が、「スタッフが自由に自分の意見を言って、積極的に関わっているところがいい、自分もそんな病院を作りたい」って。確かに医者一人ではできないことだ。本当にいいスタッフが揃っていると思う。「スタッフのことをもっと自慢してもいいと思う」と。確かにね。

「自分たち若い世代の医者は、みんな子育て支援に関心を持っている」と言う。「行き詰まったらまた見に来たい」とも。

彼らに恥じないように、気を引き締めて日々の実践を続けて行こう。自分たちのやってきたことに、あらためて確信を持ついい機会になった。

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プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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