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知内での子育て相談会

今日は毎月行なっている子育て相談会を知内町で行った。



まずは、子どもの健康を支える力についてのお話をした。その後、時間をとって参加された方がたからの質問に答えて行く。

知内町には、5歳児健診でおじゃましている。その健診での私とお母さんとの対話が好評らしい。もっとゆっくり話を聴きたいという親の声を拾い上げて、町として相談会を開いたという形だ。ありがたいことだ。

今回の子育て相談会といい、5歳時健診といい、またB型肝炎ワクチンの助成を他に先駆けて行うことといい、行政の風通しの良さを感じる。

知内町以外の方の参加も可能ということで、子育て中のクリニックスタッフ達も参加してくれた。また、知内町よりも遠方の方が聴きに来てくださっていたのもうれしい。出張子育て相談会も今後機会があれば行なっていきたいことの一つだ。知内町には、9月にまた子育て相談会でおじゃますることになっている。

今後、さらに子育て支援の輪が広まって行くことを祈る。

援助とは何か2

院内研修会その4回目、前回(ブログ)の続きで「援助とは何か」について

えんじょ3

援助の方向性が「勇気づけ」であることからお話しする。アドラー心理学の立場から言えば、人が抱える問題の根源は「所属の危機」。だから、その人が所属を満足する方向に働きかけることが大切。具体的には、「自分には能力がある」「人々は仲間だ」と思えること。それが困難を乗り越える力となる。

実際にどんな言葉がけをしていくのかは、事例ごとに様々。たとえば、架空の例だが、「うちの子のことなんですけど、友達と遊んでいておもちゃを取られるとすぐ泣いちゃうんです。どうしてこんな弱虫になっちゃったのかって情けなくて・・・」なんて言う相談があったら、どんなふうに働きかけるのか。参加者みんなで考えてみる。

問題を抱える不健康な語りと解決に向かう健康な語りがある。「悪いあの人かわいそうな私」に陥っている時が不健康で、「私にできることは何か」と考えられるようになると健康でいられる。「情けない子どものために私が駄目な親だって見られないか?」というところから抜け出して、「この世の中でこの子の力を生かすために私にできることはなんだろうか」と考えられるように援助することだ。


えんじょ1
今回は、事前に日ごろの業務の中で気になったことや印象に残ったことを書いてきてもらった。その中の一つを使って事例検討会を行った。

みんな積極的に参加し、いっぱい発言してくれた。事例に即して援助のあり方を考える、それをこれからの定例にしていきたい。今日の学びが今後に活かされるのを楽しみにしている。

春の深まりの中で

朝出勤した時、車に忘れ物をした。駐車場に取りに行った帰り、遅くなりついでに道端の草花にカメラを向けた。忘れ物をしたおかげでちょっといい写真が撮れた。









春の深まりを感じながら。

こいのぼりにあやかって

嘱託をしている幼稚園の健診があった。ちょうどこの時期、子どもたちの作ったこいのぼりが園庭に高く掲げられている。

大空をゆうゆうと泳ぐこいのぼりにあやかって、子どもたちがすくすくと成長して行きますように。

ふと見るとオタマジャクシの隣に、サンショウウオの幼生の水槽もあった。珍しいね。

援助とはなにか

研修委員会主催の全体学習会の第3回目「援助とはなにか」。

私たち医療従事者にとって、日常茶飯事になっている「援助する」ということについてあらためて考えてみる。そのための土台はアドラー心理学だ。

援助とは

援助のことを考える前提として、人間存在について考える。

第1に「人は社会的な存在である」こと。人は一人では生きていない。食べること、着ることの生きる基本からしてそうだし、心理的にも他者と関わらずに生きる事はむずかしい。ヒトは、常に所属に向かう強い力を持っている。不安や悩みを抱えるのは、自分の所属が危機にさらされたときだ。

第2に「人はクリエイティブな存在である」こと。人は、本能や欲動に突き動かされて生きているのではなく、よりよく生きるために、所属を目標にして、自分の持てる資質をいっぱいに生かして、主体的に、能動的に生きている。

その理解の上で、援助するということを考える。

まず、援助する側の姿勢として、そもそも援助しようとすることが援助者自らの「所属への欲求」から発したものだということを自覚する。そうでないと過剰に援助しようとしたり、援助がかみ合わない時にひどく落ち込んでしまったりする。

そして、相談者と援助者の関係性が大事になってくる。つまり、「相互尊敬、相互信頼、協力、目標の一致」。常に、相手を自分とは異なった価値、世界観をもった一個の人格として尊敬する。相手が問題を自分で解決する能力を持っていることを信頼する。それぞれの役割を認識しあい、一致するところで協力することにこころがけることだ。

さらに、援助するときの方向性は、いわずもがな「勇気づけ」ということ。今回は時間切れで、勇気づけの話は次に持ち越すことにした。

こうやって、しっかりと時間を取って、私たちの「『勇気づけ』のクリニックにしたい」という願いをスタッフにはっきりと伝えることが、今あらめて大切なのだと思う。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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