しかる、ほめるを超えて

嘱託医をしている通園施設でお話をした。
テーマは「勇気づけてしつける~しかる、ほめるをこえて」。内容はアドラー心理学に基づく子育てのお話。

うみのほし

子どもを育てるということは、子どもをしつけるということ。しつけるというのは「枠にはめる」ことではなくて、「してはいけないこととするべきことを教える」ということであり、そのことで「社会人として、美しく生きるすべを身につける~身を美しくする」(しつけ=躾)ことなのだというお話。

どうやって教えるか?「しかる」だけでも良くなくて、「ほめる」だけでも良くない。しかるのものほめるのも外から規範を与えるのであるが、大切なことは外から規範を与えるのではなくて、子ども自身の中に規範を育てること。アドラー心理学流にいうと、適切な信念を育てることで、適切な行動~社会に対して建設的で肯定的な行動を選べるようになるということだ。

それが勇気づけの子育て。「勇気づけ」とは、子どもに適切な信念、「自分には能力がある」「人々は仲間だ」という信念を育てようとすること。勇気づけの育児を「めざす育児」「といかける育児」「まかせる育児」「参加する育児」の4本柱で説明する。それを意識しながら、日々の暮らしの中では、「ともに遊び、ともに働き、ともに話し合う」ことが大切だ。

概略、以上のようなお話をした。少人数でのお話なので、質疑応答も十分することができた。質問されると、最初のお話をの中で言い尽くせなかったことを説明できるし、参加者の問題意識に沿って説明ができるので、とてもありがたい。



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カウンセリングの技術を鍛える

21日から23日まで神戸で行われたアドラー心理学練成講座に参加してきた。

神戸5 神戸1

練成講座は、カウンセリング技術のスキルアップのための講座だ。アドラー心理学のメッカ関西から離れている私たちにとって、貴重な学びの場となる。今回も3日間、毎日充実した学びが得られた。

師である野田先生の補正項から・・・
『このあたりがアドラー心理学が他派の心理学ともっとも違う部分だと私は考えている。つまり、他派の心理学は、道徳には関わらず、「クライエントのニードを充足する」ことを目的に援助するが、アドラー心理学は、アドラーがいうところの「社会生活の鉄則 iron logic of social life」をクライエントに学んでもらうことを目的に援助する。要するに道徳教育なのだ。』野田俊作の補正項

実際に、二人ペアになって、お互いに自分の抱えている問題(エピソード)を出し合って、カウンセリングのお稽古をする。何回かチャレンジするうちに、カウンセリングの構造が少し見えてきた気がする。エピソードを聴きとってから目標の一致をとるまでの過程が、ある意味ブラックボックスだったのが、今回の実習でその目標の一致に至るまでの細かいステップがより具体的に示されたのだということがわかった。

また、副次的なものではあるが、このカウンセリングのお稽古で今抱えている自分の問題に気づき、解決の道が見えたこともありがたかった。


朝早く起きて、研修施設(神戸市北区藤原台)の近くの街並みを走った。なんとか富士がきれいに見える高台に登る。岡場公園というらしい。

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近くに川が流れ、田尾寺というお寺を見た。

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北海道にはない街並みだ。ちがう街を走るのは楽しい。新しい発見がある。
練成講座のように頭をフル回転させるときには、走ったり歩いたりする体を動かすのが一番のリフレッシュになる。
神戸7 神戸4

いやしの涙

子育て講座のびのび「子どもの行動で困っている方へ」
講師は、発達障害者支援センター相談員高橋実花氏。

いやし1

実花先生は、いつも温かい話をしてくれる。参加したお母さん方がほっとして帰って行く。自己紹介の中で、「前回実花先生の話を聞いて、カレンダー作りに取り組んだところ、子どもがとても元気になった、それを報告したくて」と涙ながらに語ってくれた。「これは悲しい涙ではなく、いやしの涙です。なかなか泣ける場がなくて」と。

のびのびが、いやしの涙を流す場になるなら、願ってもないことだ。「女の人は、しゃべる生き物なのだから、どんどん、ここにきて話をして」と実花先生。ありがたいことだ。

いやし2

診断を受ける受けないの話にもなった。「診断を受けることが、一番大事なことじゃない。その子に必要な支援をすることが大事。障害を持っている、いないにかかわらず、本来子どもには支援が必要。診断を受けると、その子にあった支援が探しやすくなる」「診断を受けるのは、親にとっては大変なこと。診断を受ける心構えをつけ、支援を利用する準備ができてから、診断を受ける方がいい」・・・とても大事な視点だ。

帰りは、素敵な夕日が見送ってくれた。みんなのいやしの涙が見せてくれたのだろうか。

いやし3

ニセコで、学び、働き、遊ぶ

早朝にもかかわらず、子どもたちも元気に集合、ニセコ町へとさあ出発。

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午前中のいっこさんの講演会にはみんなで参加し無事終了。午後は、ワークに参加する人とロッジに先に行く人とに分かれた。この日は、台風の影響で全国的に雨の日だったが、なぜか、バーベキューの時にはすっかり雨が上がっていた。子どもたちは、バーベキューのための東屋の周りを駆け回り汗だくだ。さあ、乾杯!!

にせこ4

今年最後の花火もしっかり楽しむことができた。

にせこ5

実は今日がクリニック開院4周年目であることを忘れていた。贈られたワインでみんなで4周年目を祝った。

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バーベキューの片づけを始めたころから、また大雨が降りだす。なんていうタイミング。子どもたちを温泉に連れて行っている間に、残った人たちは屋内で二次会を楽しんだ。

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翌朝は、子どもたちはロッジの中を上から下まで駆け回り大いに楽しんでいた。

にせこ10

高原の中の一軒家でとても素敵なロッジだった。子どもたちに楽しい思い出を1つ増やすことができただろうか。後から聞くと、先にロッジに入ったメンバーは、子どもたちを遊ばせる人、バーベキューの為の野菜を切る人、火起こしをする人、ベットメーキングをする人と、効率よく仕事を分担していて、私たちがロッジに着いたころにはすっかり準備が出来上がっていたのだった。なんていう手際の良さ。バーベキューの片づけも、朝のご飯支度も、ロッジから撤収の時も、実に生き生きと働いてくれた。

この間、クリニックで何度か持ち寄りパーティーをしてきたせいか、準備も片づけもシステマチックで実に無駄がない。改めて参加メンバー1人1人の力を発見した旅行だった。ともに学び、ともに働き、ともに遊ぶ。職員のきずなが深まり、より質の高い集団へと成長したのではないだろうか。単なる慰安旅行に終わらないところが、はるこどもクリニックらしいと言えるかもしれない。

にせこ11

帰路、雨が降る中、雲が流れ羊蹄山もしっかり姿を見せてくれた。これからの前途を祝ってくれているかのようであった。

にせこ12

ニセコでアドラーを学ぶ

今日は、いっこさんと一緒にニセコ町へ移動。昨年のサポーター養成講座に参加した方が、是非いっこさんのお話しを地元で聴きたいと熱烈なラブコールを送ってきていた。良い季節なので、職員旅行とドッキングさせて企画してみた。

会場はニセコ駅前温泉「綺羅乃湯」の和室。午前中は「子育てに生かすアドラー心理学」と題して、いっこさんの講演会。参加者は20名。参加者が真剣にメモを取る姿が印象的だった。

にせこ2

午後は、アドラー心理学を北海道でこれからどうやって学んでいくのかということを念頭に置きつつ、協力を学ぶ(競争しない)ゲームとワークを行った。

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七飯・道南にとどまらず、広い北海道に目を向け、点在しているアドレリアンと手をつなぎ、全道にアドラー心理学を広げて行く試金石とする取り組みであった。参加人数こそ少数ではあったけれど、充分な手応えを感じることができた。

今回の取り組みのために駆けつけてくれた全国各地のアドレリアン達。いっこさんは滋賀からだが、奈良に、大阪に、岡山から。はるばる北海道の地まで応援に来てくれた、その心意気がうれしい。

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ちょっとおすまし♪パシャ!

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来てくれてありがとう♪
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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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