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夕日とタンポポと

日が長くなった。仕事終わっても、まだ日が沈まない。ふとみると、クリニックの隣の空き地に、タンポポの綿毛が輝いている。夕日の作り出す芸術だ。

たんぽぽ4 たんぽぽ1

たんぽぽ2 たんぽぽ3
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初夏の庭

季節は移り替わる。短い夏を急ぐように、花たちが咲き誇る。

初夏の庭16 初夏の庭7 初夏の庭8 初夏の庭9 

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子どもの行動で困っている方へ

子育て講座のびのび第2回「子どもの行動で困っている方へ」
講師は、発達障害者支援センターあおいそらの高橋実花氏

実花先生のお話を聞くと、いつも心が温かくなる。小児科医として相談を受ける立場で聞くと、お母さん方の心をつかむのが実にうまいなと思う。私も同じようなことを考えていて、お母さん方に同じようなことを伝えたいと思うのだが、実花先生の話し方を聞いていると、なるほどそういう言い方をすればいいのかととても勉強になる。

毎回基本的には同じお話なのだが、こちらの問題意識による毎回印象に残ることが違う。
「今日お話し知ることは必ずしも、発達障害に特化した話ではないけれど、障害を持つことその親から教えられたことは、子育てに困っている親御さんたちにとても役に立つなと思っている」「お母さんがたは、十分頑張っている。がんばれなくなっているのは、いままで十分がんばってきたけれどうまくいかないから。まず、自分が笑えるようになるにはどうしたらいいのかを考えよう。」「正しい子育てではなく、子どもと一緒に楽しく過ごすこと。笑顔でいられるにはどんな過ごし方をしたらいいのかを考えよう。」「ほかの人の価値観に左右されないように。ちょっとの甘えで足りる子もいるけどたくさんの甘えが必要な子もいる。それは子どもによって違う。お母さんはそれを一番よく知っている。」

今回は、最初に参加者の自己紹介をした。それぞれの抱えている問題を出してもらって、それにあわせてお話ししてもらえたのも、とてもよかった。一通りお話が終わってからの個別の質問もたくさん出され、それに丁寧に答えてもらった。帰っていくお母さん方のすっきりした顔が印象的であった。

初夏の日差しの中で

いつのまにか、もうすっかり初夏の日射しだ。

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朝の光を浴びて、緑が美しい。

子育て支援に大切なこと


毎年恒例となったサポーター養成講座が開講となった。

まずは、開講式と、第1回目の講座「子育て支援に大切なこと」。子育て支援にかかわるときの基本的な考え方をお話しする。
 
こそだて

アドラー心理学の思想や理論に沿って話す。

まずは、人間とはどういう存在か?から説きおこす。「人は社会的な存在」でありかつ「人はクリエイティブな存在」である。つまり共同体感覚の話と目的論の話だ。
 
人はいつも所属を求めている。所属とは、そこにいればいいという消極的な所属ではなく、お互いに助け合い、協力し合い、貢献し合う、積極的な関係を求めているものだということ。所属を満足した時に健康でいられるが、所属の危機の時に、不安や悩みを抱える。

また、人は、本能や欲動に突き動かされて生きているのではなく、よりよく生きるために、所属を目標にして、自分の持てる資質をいっぱいに生かして、主体的に、能動的に生きている。
 
その理解の上で、援助するということを考える。

そもそも、援助するということは、援助者の「所属への欲求」から発しているものだということを前提にする。
 
だからこそ、相談者と援助者の関係性が問われる。つまり、「相互尊敬、相互信頼、協力、目標の一致」。相手を自分とは異なった価値、世界観をもった一個の人格として尊敬すること。相手が問題を自分で解決する能力を持っていることを信頼すること。それぞれの役割を認識しあい、一致するところで協力することが大切だ。
 
そして、援助するときの方向性は、「勇気づけ」。要は、「所属の危機」が問題になっている。他者への信頼と自分への信頼を取り戻したときに、人は、所属感と貢献感を満足させ、主体性を取り戻すことができる。自分が変えられるものは自分だけ、他者を変えることはできない。自分を主語に問題を語り直せた時に、人は、前向きに生きる力を得る。

内容的には、少しハードな内容だが、感想をみると、言いたいことしっかりつかんでくれたようだ。途中いろいろと具体的な例をあげてお話ししたからだと思う。

少し感想を載せる。

○ひとつひとつ身につまされるお話しで大変参考になりました。自分が日々直面している問題が、自分がイコジになって相手を認めて(尊敬と信頼して)いないためにおきているのではないかと気がつかされました。なんでそうしちゃったんだろう?なんでそうなっちゃうんだろう?ということもつい考えてしまうのでしたが・・・・方法は(なんとなく)理解できたとして・・・・ハードルが高い人もいるなあと言う思いです。でも、とにかく方法はあることがわかり、ホッとしています。

○支援する側として、保育士として、母として、色々な自分の立場からお話を聞かせて頂くことが出来ました。“例えば~”という表現の仕方がとてもわかりやすく、難しい言葉もスムーズに入ってきました。最後の事例は、私にもわが子とリンクするところがありました。“優しい子”と受け入れながらも「母としてケンカしてでもとっておいで!!」と言いがちでしたが、これからはもっと広い心で受け入れてあげたいと思いました^o^気持ちがすっとしました。

○今回は講演に参加して良かったと思います。アドラー心理学は今までの考え方とは違う部分もありましたが、先生のお話しを聞いて理解できる部分もありました。すごいなと思います!!まだまだ分からないこともたくさんあり学んでいきたいと思いました。特に勇気づけの部分は私のことに置き換えて考えたらよく分かりました。でも、どうすれば不快で建設的なことが出来るのか、快で破壊的な事がやめれるのか・・・・私はまだまだ努力が必要だと感じました。ありがとうございました。

○保育の中で、日々子どもたちの集団を見てきています。その中で、色々な手段を使って集団に“所属”しようとする子の姿、今日の講演を聞いて、それは子どもたちの1つの手段なのだなと・・・。それを集団としてどう受け止めていくか、難しい問題です・・・が、良い勉強になりました!!

○「心理学」というと遠い所のことのような気がしていましたが、例え話がとても身近でわかりやすく、アドラー心理学が身近に感じられました。私もがんばってみようと思うということは、私は勇気づけられたと言う事ですね。
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プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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