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処方箋の見方を学ぶ

定例の職員学習会で「処方箋の見方」を学んだ。

しょうほうせん

ときどき必要な情報が欠けていて、薬局さんに迷惑をかけることがある。そこで、あらためて、処方箋の見方について整理して学習することにした。

電子カルテでは、カルテに処方内容を打ち込むとあとは自動的に処方箋が打ち出されてくる。あまり細かく見たことがなかったが、今回、処方箋には、単に薬の名前が書いてあるだけではなく、実に様々な情報が記載されているということがわかった。

うちは全員野球だ。みんなで処方箋の見方を学ぶのは、処方箋を患者さんにお渡しする時に抜けていることがないかを、すべての職種がきちんとチェック出来るようにするということもあるが、こうして仕事の情報を共有することそのものも大切な事なのだと思う。
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障がいのとらえ方と支援

子育てサポーター養成講座、特別講座「障害のとらえ方と支援」。講師は、高橋実花氏。

しょうがいがく

のびのび講座でおなじみの高橋氏。いつ聞いてもいいお話をしてくれる。じっくり一日かけてお話を伺いたいという念願かなって、今回の講座になった。

「障がいとは何か」のそもそも論から話してくれた。『身体の機能が「多数派」と少し違い、それが今の社会で生きていくのに不便な場合、その違いを「障がい」と呼ぶ』という新しい視点を提供してくれた。

「障がい=不幸」ではない。障がいを持っていても幸せな人、幸せな家族がいる。それはどうやら生きにくさに支援があるかどうかだ。確かに障がいがあると生きにくい。だから支援を構築していく事が大切であるという。

また、「医学モデル」(正常に近づけようとする)「社会モデル」(個人と社会の相互作用だという考え方)「文化モデル」(ポジティブに障がいを考える)の考え方も提示。どの3つのアプローチも大切。「障がい学」という分野の勉強があるということがわかった。このあたりをしっかり勉強しようと思った。

障がいのある人たちとの付き合い方について。なんで、そういうこと(困った行動)をするのか、まずその人を知ることから始める。赤ちゃんが泣いても誰も怒らない。それは理解があるから。どんな支援も教育も、お付き合いも、相手を理解し、尊重することから始まるという。このあたりの考え方にとても共感が持てる。

そして、自閉症スペクトラムの話、具体的な支援の方法についての話が続く。

午後からは、障がいを持つ子どものいる母さん方へのかかわり方のお話。これもまたとても良かった。

「保護者は支援の対象である」というのが目からうろこであった。保護者は悲しみを抱えている。どの保護者も一生懸命子育てをしている。保護者が攻撃的になるのには理由がある。聞くこと聞くことがそうだよなと思える内容で、支援する際にぜひ心掛けなければならないことだと思った。

子どもを見るあまり、保護者に厳しくなってしまうことがある。保護者は共同療育者なのだから、常に保護者と一緒に考える姿勢が大切だ。保護者は一生付き合うのに、支援者はその時だけなのだから、支援者は十分な情報提供をして決断の家庭を支援することが大切だ。いちいちうなづける話だ。

障がいを持つ、持たないにかかわらず、様々な支援の場で、支援する側に是非必要な考え方だと思う。

最後に話されていたのは、支援者が自分の心身の健康を管理するのは仕事のうちだということ。感情移入はバランスが大切で、どんなに共感しても、客観的に観察する目を失わないことだという。支援しきれないこともあるが、できない自分を責めない、一人で抱えこまず仲間を持つ、別の人に繋ぐこともしっかり考えておく。

「相手に感謝してもらう事だけを自分のモチベーションにしない」というのは至言だと思う。

そもそも論の話と保護者への対応の話がとても良かった。ずっと聞きたかったが、今まで時間が無くて十分聞けていなかった話だ。私たちが、これまで考えてきたこと、これから大切にしていきたいことをしっかりと言葉にしてくれている。自分たちの考え方がすっきりとまとまっていくような感じがした。

実花先生のお話しがいいのは、私たちが普段考えていることとそう違わないことだ。同じ方向を見ていて、それでいて、豊富な経験と知識を持ってずっと先を話してくれている。今日の話の初めに、函館に来るまでの来歴を少し詳しくお話ししてくれた。道南地域に、高橋先生夫妻が来てくれて本当に良かった。彼らと同じ地域で仕事できる幸せをかみしめている。

子どもの靴の選び方

定例の職員学習会、今日のテーマは「子どもの靴の選び方」

くつえらび

保育スタッフの一人が、外来小児科学会で学んだことをシェアしてくれた。もともとマラソンランナーなので、靴については強い関心を持っていた。ほんの数ミリの違いで、体のバランスが変わって来るという事を自分の経験からも実感しているという。

「すぐ大きくなるから」とか「おしゃれな靴だから」と合わない靴を履かせていると、おかしな力が足に加わって、軟らかい子どもの足を変形させてしまう。

<子どもの靴選びのポイント>
①つま先が広く、靴先には5mm位の余裕がある
②かかとをしっかり包み込む
③足が前に滑らないように、かかとがしっかり靴に固定されている
 (はかせるときは、かかとをトントンとして後ろに寄せて、
  ひもやマジックテープでしっかりとめる)
④靴底は硬すぎても、軟らかすぎてもいけない
 (靴を両手で挟んで、靴底が前から1/3のところで曲がるもの)
⑤口が大きくて履かせやすい
 (ひもやマジックテープでしっかり固定できるもの)

たかが靴、されど靴、大人の私たちも、しっかり靴選びをしなくてはと思った。


秋を満喫する

恒例の秋祭り。今年は「五感で楽しむ秋」と題して大いに楽しんだ。

あきまつり1


あきまつり2
まずは、仮装のための材料集めに子どもたちと一緒に雑木林探索に行く。

あきまつり3
フェイスペイントをしてもらい、思い思いの仮装を作る。
葉っぱのバンダナに挑戦。

あきまつり4
スタッフが手伝って衣装も作ってくれた。
「はるるん王」の完成。(^ー^)ノ

あきまつり5
子ども達もフェイスペイントをしてもらっていた。
いつも動き回っている子どもたちがじっとしている。

あきまつり6
手作りの楽器をもち、仮装をして、さあ出発!

あきまつり7
明るく元気なスタッフたち。

あきまつり8
クリニックの並びにあるグループホームを訪問。
皆さん椅子を出して私たちの行進を歓迎してくれた。


あきまつり9
皆で一曲披露♪あとは手作りの楽器を見せたり、握手をしたり。
いい天気のもと、子どもとお年寄りのステキな交歓会。
皆さんとっても喜んでくださった。

あきまつり10
パレードからもどり、今度は野外音楽堂はるっこでサックスの演奏を聴く。

あきまつり11
「ヌーベル・アンサンブル」のメンバー4人の演奏会。
サザエさんメドレー、となりのトトロ、あんぱんまんなど、子どもたちの好きな曲目を次々と演奏してくれた。

あきまつり12
空が青く、あたたかな日差しの中で、至福の時を過ごした。

あきまつり13
はるっこの畑で、芋さがし。
出るわ、出るわ、ちょっと掘っただけで、おっきな芋から、ちっさな芋まで、ざっくざっく(^^)
子ども達の歓声があがりまくり。

はるっこで育てたジャガイモのほかに、大きな今金の男爵と厚沢部のメークイーンを前日に仕込んでおいた?いえいえ、
「はるっこの畑は魔法の畑、この杖の一振りで、おっきなジャガイモ、ちっさなジャガイモ、ざっくざく♫」byはるるん王

あきまつり14
みんなで記念撮影。

あきまつり15
最後は、ジャガイモで乾杯!
秋の味覚、ジャガイモとかぼちゃを炭で焼いてお腹いっぱいいただいた。

あきまつり16
準備から片付けまで楽しみながら支えてくれた仲間たち。
今回の決めのポーズは「考える人」。

追記:その後、受診した子どもに「はるるん王には今度いつ会えるの?」と聞かれた。来年の秋にまた会おう。

秋を味わう

お休みに、スタッフと子どもたちとプルーン狩りに行った。

プルーンはちょっと早かったけど、枝の先になっていて、陽に当たっているのがやっぱりおいしい。
リンゴ狩りもしていた。こちらは、まさに今が旬。てっぺんリンゴがことのほかおいしかった。

プルーン1

プルーン2

秋を満喫。大人も子どもも大満足。こうやって見ると本当の家族みたいだね。
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プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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