昨日を忘れ、今日を喜び、明日を楽しむ

今週末は、琵琶湖のいっこさんこと、山口育子さんをお迎えしての『いっこさんウィーク』だ。

1日目(28日)は、午前中クリニックで楽育ワーク、上ノ国で教育講演会、2日目(29日)は、えんどう桔梗マタニティークリニックでの子育て講演会、3日目(30日)は、うちのクリニックのサーポーター養成講座講演での講演とワーク。

いっこさん

あちらでもこちらでも、感動を呼ぶお話で、とても好評であった。開業以来、毎年お呼びして講演をしてもらっている。遠藤先生のところでも、毎年ぜひにとお声がかかる。伝えたいことは同じでも、聞く対象者が入りやす事例や経験を取り上げてくれる。また、聞く側の問題意識も変わるので、いつも新鮮な感動がある。

特にうちのクリニックのサポーター養成講座には、欠かせないお話になっている。人(子どもだけではなく)に優しくなる工夫が満載だ。しかし、ただのハウツーではない、その工夫はなんのためにやるの?人とつなぎあえるためだ。いっこさんの思想の深さがに裏付けられたお話だ。

午前中は、保育・子育てのお話。今年は、また一段とパワーアップした印象がある。言葉に力がこもっている。ちょっと努力すれば誰でも変われる。今、ここで、決心しさえすればいいと言う。また、いろいろな条件で、大変な状態で暮らしている親子がいる。そこにどんな風に手を差し伸べるのか。サポーター養成講座に来ているあなた方には、お仕事があるんですよと熱く語りかける。

そして午後は、最近話題の「楽育ノート」を使ったワーク。いっこさんが、日頃大切にしている考え方や教え・教訓がわかりやすい言葉で書かれているノート。どのページをとっても、深く考えさせられ、暖かい気持ちになる。自分が気になるキーワードを選び、グループに分かれて、語り合う。グループで行うことで、皆が違う世界に生きていることがわかるし、共に語る相手がいることで自分の考えが鮮明になる。気づきの幅が広がったように思う。

「昨日を忘れ、今日を喜び、明日を楽しむ」いっこさんの座右の銘だ。よくかみしめて生きていきたいと思った。




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病気に負けない体づくり

嘱託医をしている通園施設で、恒例の懇談会があった

けんこう

お母さんがたが聞きたい話をテーマに少しお話して、そのあと質問を受け、懇談する。今回のテーマは、『病気に負けない子どもの体づくり』。「体の力、自律神経の力、心の力の3つが大切だ」という定番のお話であったが、先日の「命について」のお話にひきづられて、「体の力」〜特に、代謝の不思議と体を作る食事の話に熱が入りすぎて、時間をオーバーしてしまった。

お母さんがたには、うまく伝わったようで、子どもに限らず、大人も体づくりに気をつけないといけないねという話になった。こうして話を聞いてくれる人がいて、私も生(活)かされているのだと思う。ありがたいことだ。

いのちの不思議

子育て講座のびのび「いのちについて」。私の担当だ。

医者をしていてつくづく思う「いのちの不思議」について語る。医学というより生物学の世界の話になる。

いのち

生命と非生命の違いってなんだろう?それを知りたいと思ったのが、医学部に行こうと思ったひとつの理由だ。

例えば、私たちのからだは傷がついても、何日か立つと元に戻る。しかし、木の机に傷がついたら治さない限りずっとそのままだ。

冬になると木々は枯れて死んだように見えるが、春になるとまた緑に芽吹く。しかし、木の机は朽ち果ててしまえば元に戻らない。

生命体には、4つの特徴がある。
1:細胞は、外界と隔てられた内部を持つ
2:自分と同じ特徴を持った子孫を増やす
3:外界から取り入れた物質を分解してエネルギーを作り、物質を作り変えて体系を維持している
4:環境からの刺激に応答する仕組みを有している

それぞれ、細胞膜と細胞内小器官の働き、DNAの複製とタンパク合成の働き、エネルギー代謝と物質代謝の働き、ホルモンと神経系の働きから説明する。どれも、精巧な仕組みで、絶妙に調整されている。とても人間の手では作り出すことができない。まるで神の意思が働いているかのような仕掛けだ。

私たちの体は固定しているようでいて、実際には、細胞単位で毎日毎日壊され、毎日毎日新しく作り変えられている。変化のないように見える細胞も、分子単位では毎日入れ替わっている。5年も経てば、私たちの体はすっかり入れ替わっていると言える。それこそが一番の生命の神秘なのだと思う。

その延長線上に死がある。細胞に死があり、個体に死がある。しかし生命体としては、DNAの連続性が保たれる。生命が生まれた瞬間から、死がプログラムされていると言える。

つくづく命って不思議だ。様々な偶然から、生命体は誕生した。いや、ある意味で必然だったのだろう。単細胞生物から多細胞生物へ、海から陸へ、そして、私たち人類へと進化し、そして、今私がある。字義通り有り難いことだ。

やがて、個体の死がやってくる。それも必然。せっかく地球生命体の一翼として生まれてきたのだから、しっかり、ていねいに生きようと思う。生命の不思議を考えていると、生命を生み出した大いなるものに感謝し、しっかり生きなければという気がしてくる。

カウンセリングの技を磨く

15日から17日まで、アドラー心理学の練成講座に参加した。

れんせい

今回の練成講座は、今アドラー心理学コミュニティーで話題になっている新しいカウンセリング技法がテーマであった。3人ひと組になって、お互いにカウンセラー役、クライエント役、記録役になり、自分が実際に困っている問題を出し合って、カウンセリングも模擬練習をする。

自分だけで、カウンセリングをしているとだんだん変なくせがついてしまう。こうして、先生について指導してもらいながら、仲間同士で点検し合う。とてもいいブラッシュアップになった。あらためてアドラー心理学の基礎を学ぶことが大切だと感じる。

今回の練成講座には、アドラー心理学のカウンセリングを新しく学び始めている人がたくさん来ていた。裾野が広がっているということを感じる。講座に参加すると、やはりアドラー心理学はすごいなと思える。そのアドラー心理学を学ぶ人たちが少しずつでも増えていることがうれしい。

協力してやり遂げる

今日は、サポーター養成講座「子どもの看護と世話」。

はじめに、保育士による手遊びで、気持ちをほぐす。
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看護師集団が6月から8月にかけて「子どもの看護について知りたいこと」というアンケートを取り、その結果をもとに講座を構成した。アンケートの中で多かった「熱が出た時の対処」「下痢・嘔吐の時の対処」「予防接種について」「受診のタイミング」「スキンケア」について、4人で分担して発表した。

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それぞれがテーマを分担して、調べて、持ち寄って、話し合って、また持ち帰って、文章にして、読み合わせて、足りないところを補って、そうして本番に臨んだ。途中で少し監修したが、文章表現を治す程度で、とても完成度の高いものであった。

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とてもいい内容だ。身近なテーマで、お母さんの視点から、こんなことを聞きたいという内容で、とても聞きやすかった。話だけではなく、経口補水液の試飲、スキンケアの実践(軟膏塗り)をしたのもとても好評であった。

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なにより、看護師集団4人で分担し、協力し、一緒に作り上げたことがとても重要だ。これが、はるこどもクリニック風なのだと思う。

サポーター養成講座だけではもったいない。このまま、巡業に出てもらっていいくらいの出来栄え。毎日、外来に来るお母さん方にシェアしたい内容であった。次回は、日中に時間をセッティングしようと思う。アンケートに協力してくれたお母さん方にも、是非聞いてもらいたいと思う。
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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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