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いざという時のために

日本ACLS協会主催のBLSヘルスプロバイダー講習会に参加した。

BLS

内容は、AHA(アメリカ心臓協会)ガイドライン 2010にそったもので、 成人、乳児、小児の一次救命処置、気道異物の除去、AEDの使用を学ぶ。蘇生用の人形を使って、胸部圧迫と呼吸のサポート、AEDの使い方を実地に学ぶ。3人に一人のインストラクターがつくという実に中身の濃い講習会であった。

かねてから、あらためて救命救急の技術を学びなおしたいと思っていた。とくに医師一人でやっているクリニックには必須の知識と技術だ。また、医師、看護師だけではなく、事務、保育士にもぜひ身につけてもらいたい技術でもある。今年は、手始めに、自分も含め職員3人で参加した。最後に、実地と筆記の試験がある。まじめに取り組んだ甲斐あり、3人とも合格した。

私たちが研修医だったころは、経験主義的なやり方で、見よう見まねで教わってきた。胸骨圧迫の仕方も指導医によって、やり方が微妙に違っていたりした。今回、アメリカ心臓協会という権威ある組織のガイドラインにそった講習会で、文献的な根拠のあるやり方を系統的に教わり、あらためて救命措置の大切さを学んだ。

医療従事者だけではなく、一般市民がこの技術を衣につけることが、救急患者さんの救命率を高めるという。今後、うちのクリニックでも広める努力をしてきたいと思う。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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