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どっきりラブレター

子どもから、ラブレターをもらった。
小児科医になってよかったと思う瞬間だ。

てがみ

医者にあこがれた子どもたちから、次代を担う後継者が出てくれるかも。
そういう意味でも、毎日の診療を丁寧にすることに大きな意味がある。

自然とともに

今日は、嘱託医をしている保育園の健診だ。この保育園にツリーハウスができたというので、早速見学に行く。

けんしん1

太い木にあわせて、うまくバルコニーを作っている。これなら木に負担にならずに、木の上で遊べる。緑の多い七飯にこそほしい施設だ。この園は、函館市内にありながら、子どもの豊かな発達のために、土や木や水に触れ合えるように、工夫して園庭を作っている。未満児さんのベランダには、木で作ったはいはい用の坂道もある。

けんしん3

体全体を使って遊びまわる子どもたちは、元気で、活力のあふれ、心も体も健康になる。私たちスタッフを満面の笑みで迎えてくれる。

けんしん2


アドラーを学ぶ

今日から函館でアドラー心理学基礎講座応用編が始まった。講師は、日本アドラー心理学会認定指導者、野田俊作氏。日本のアドラー心理学研究者の第1人者。

野田先生が基礎講座応用編をやるのは大変まれなことだ。しかも、それを函館でやってくれるというのは、まさに稀有なことと言える。1日6時間を4日間、講義と実習で濃く、深くアドラーを学ぶ。

基礎講座

講義の中では、特にゲマインシャフト(同胞社会)とゲゼルシャフト(契約社会)の違いについての話が印象に残った。近代化とともに、日本でも地域や会社がゲゼルシャフト化してきている。(家庭のような温かみのある人間関係薄れ、人情味の薄い関係が広がっている)振り返ってみると、自分がいかにゲゼルシャフト化の時代に育ち、まさにゲゼルシャフトの申し子にようになっているということに思い至る。

ただ、問題は制度ではなくて、心の中の問題だという。このあたりがアドラー心理学らしい。心の中にゲマインシャフトの共同体を作ることが大事なのだ。あらためて、うちのクリニックをゲマインシャフトの香りいっぱいの職場にすることを決意した。

実習では、新しいライフスタイルの分析方法を学んだ。困ったエピソードを出し合い、まず対処行動をあきらかにし、ライフタスクを確認し、仮想的目標を見つけ出す。目標が協力的なものであれば、それをそのまま言葉にし、競合的なものであれば、協力的な目標に置き換える。この形での訓練をもっと積み重ね、カウンセリングや相談に応用していきたいと思う。
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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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