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問診のポイント

昼休み学習会を始めたのはいいが、昼休みに仕事が食い込んでことのところ延期になっていた。
今日も、時間が押していたが、やや強引に行うことにした。

今日は、みんなからのリクエストにお答えして、「問診」のポイントと題して私がお話した。

話した内容は、
1)問診の目的には、ふたつある。「正確な診断のため」と「クライエントを援助するため」
2)その二つに応じてアプローチの仕方がふたつある。「分析的アプローチ」と「全体的アプローチ」
分析的アプローチにより、症状・経過の正確な把握がすすむ。
全体的アプローチにより、クライエントの心配事が整理され、相手の物語に入りこんで共通理解が深まる。
3)分析的アプローチには、「閉じた質問」が有用であり、「全体的アプローチ」には開いた質問が有用である。

医者による問診は分析的アプローチが主体であるが、コメディカルの皆さんには、全体的なアプローチが大切だ。医者の問診とコメディカルスタッフの問診は違っていい。目的が違うのだから違って当たり前。ある病気に迫るために、病気に特有の細かい質問を工夫するのではなく、ぜひ全体的アプローチでクライエントの物語に迫って行って欲しい。要は、病気を見るのではなく、病人を見て欲しいということを話した。

10分間という制約の中で「問診」を語ろうとした時、細かい問診のテクニックではなく、問診の目的から入ろうと思いついた。話を用意する中で、自分でもしっかり考えが整理できたと思う。特にコメディカルスタッフの問診のあり方を整理できて自分にとっても大変いい機会になった。
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誕生日に

誕生日の花束が届いた。職場のみんなからだ。

たんじょうび

昨日のパーティーに用意されていたのだが、渡しそびれたらしい。今日の朝の会で渡された。春らしいイメージできれいな花だ。あらためてだとちょっと照れるが、今日は一日幸せな気分でいられた。

ホームパーティー

年度末で人事の異動があり、送別会を企画した。

そうべつ2

一人は子育てのため、一人は夫さんの転勤のため。二人とも短い期間だったのに、ずっと前からうちのクリニックにいたかのようによくなじんでいた。仕事もバリバリできる人だったので、とても残念なことではあるが、これもまた人の縁。どこかでまたご一緒できることもあるかと思う。

そうべつ3

ちょうど私の誕生日が重なって一緒にお祝いもしてくれた。手作りケーキのサプライズもあり、とてもうれしかった。このプレートも手作り。なかなか凝っている。

そうべつ1

子育て中のお母さん職員が多いので、一品持ち寄りのパーティーにした。何より自分たちだけなので気兼ねがない。それぞれが自分のできることで参加する。一緒に用意して一緒に片づけるところもすてきだ。いつも語っている「ともに遊び、ともに働き、ともに話し合う」の実践になっている。

そうべつ4

最後は子どもたちも積極的に片づけに参加してくれた。こうやって次代の子どもが育っていく。

そうべつ5

知内で5歳児健診

知内町の5歳児健診に参加した。

しりうち

この診察室から眺める景色が気に入っている。今回も8人と少人数なのでゆったりと見ることができた。ゆっくりと子どもを見て、ゆっくりと子どもと会話して、ゆっくりとお母さんとお話しする。理想的な診察だ。

今年3回目の5歳児健診。これで町内の全5歳児(欠席者を除いて)を健診したことになる。おおむね順調に船出したといえる。この健診でフォローされた子どもたちのその後に興味がある。経年的に取り組むことで、いろいろと見えてくることがあると思う。子どもの変化ということもあるが、同時に、子どもを取り巻く、保健、福祉、教育のネットワークの変化~より緊密なつながりができるのではないかと期待している。とても先進的な取り組みだと思う。

びっくりプレゼント

一日早い誕生日のプレゼントをいただいた。

おくりもの2おくりもの1
バナナとリンゴとブドウ。実にダイナミックな絵だ。おなか一杯になりそう。

おくりもの3
こちらは、キャンディーとドーナッツとケーキとタマゴ。やさしい味だねきっと。

ちょうど外来が混んでいて、疲れたなって時に渡されたので、とても感激。
すっかり癒されてまた元気になれた。
「あとでゆっくり味わって食べるね」と子どもたちに感謝した。
こういうことがあると、また子どもたちのために頑張ろうと思える。
小児科医になってよかったなとしみじみ思う。
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プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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