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のびのび講座第1回

今年度第1回目ののびのび講座でお話しした。
テーマは「健康を支える力」

昨年の第1回と同じだが、昨年1年間あちこちで講演したときに追加した内容を加えてバージョンアップした。
子ども(おとなも)の健康を支えるために必要なのは、「からだの力」「調節の力」「こころの力」の3つは変わらない。

「からだの力」に関して追加したのは、生命体の不思議について~「どうして傷が治るのか?」。生命体は毎瞬毎瞬壊され、作り直されている。どの細胞も、どの組織も例外なく、壊され続け、新たに作られ続けている。傷ついたときだけに新たに作り直されるのではない。多少間違って作られても、すぐに壊されて新たに作られる。実はこれが生命体の活力の要因なのだ。強いからだを作るのにその力に依拠する。放っておくと筋肉も骨も、どんどん壊されて弱くなっていく、筋肉や骨を維持するのには常に外から刺激を与えることが必要。だから、外遊びと家の仕事を通じてたくさん体を動かすことが大事になる。

「調節の力」に関して追加したのは、もうひとつの生命体の不思議~「恒常性の維持」。外界に変化があっても、内部環境は常に一定に保たれている。内分泌、免疫系とともに、精神・神経系(自律神経)の力が大きい。この自律神経の力を高めるために、メリハリのある生活が大事。生活リズムや身体を使った遊びが大切になる。

「こころの力」に関しては、アドラー心理学の話なので、少し話し方を変えただけで、内容には代わりがない。

で、結論は、「子どもの生活の質を向上させよう」~そのために、「楽しく食べる、体を使って遊ぶ、いっしょに働く」ことを提案した。

いよいよ、23年度の子育てプログラムが始まったという感じだ。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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