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上ノ国でアドラーを学ぶ

久しぶりに上ノ国でアドラーの集まりがあった。私の都合に合わせてやってくれるので、少し間があいてしまった。

以前パセージに参加してくれた人が、久しぶりに参加してくれた。ちょうど今、我が子との対応に困っているという。お互いの近況もそこそこに、まさに今困っているというその話の中身に入っていった。

アドラー心理学では、いつでも「エピソード」を扱う。困っている人は、あれもこれもと、あっちにいったりこっちにいったり、家のことも学校のことも、生活のことも勉強のことも…たくさんお話ししてくれる。その中で、最近あった一番印象に残った出来事をひとつ話してもらう。

ひとつのエピソードを聞き出せたら、もう問題は半分解決したようなものだ。今回は、エピソードを聞いたあと、パセージのテキストで考えることにした。みんなパセージを受けているし、しっかりテキストも持ってきてくれていたから。

パセージのテキストは、じつに良くできている。今回のエピソードも、1ページ目の子育ての目標から見直したら、どんどん課題が見えてきて、2ページ目どんな場合子どもは不適切な行動をとるかに行くころには、親がどうすべきかがだいたい見えたつかめた感じになった。エピソードを出してくれた人も胸にストンと落ちた感じで、すっかり明るくなった。

はじめはやや込み入った話のようだったが、エピソードを取り出し、パセージのテキストを使うとこんなにもすっきりとまとまってしまう。アドラー心理学は、やはり力があるなとあらためて実感した。

その後もみんなでいろいろとお話しをしながら、せっかくだからと課題の分離や子どもの課題にくちを出す弊害などのページを振り返りながら、パセージの復習をした。なんだかとてもいっぱい学んだ気分だ。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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