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発達をうながすかかわり方

嘱託医をしている通園施設で、お母さん向けの学習会をした。年に2回の健診以外に、お母さん方向けの学習会や、個別相談会を年に何回か持ってくれる。ただ健診に行くだけでは私もつまらないと思う。ここの施設は私という人間の使い方がうまい。

テーマは、「子どもの発達をうながす家庭でのかかわり方」。テーマは変わっても伝えたいことは同じ。いつでも「子どもを勇気づける」こと。

はじめは、パセージ風に「子育ての目標」でブレインストーミング。「自立する」という言葉を拾って、私の持つ自立のイメージを語る。人は人の間で生きている、だれにも頼らず生きていくことはできない、いつでも支えたり、支えられたり~自分のできないことを誰かにしてもらい、私も誰かのために何かをする。そのために必要なことは、「人を好きであること」「自分を好きであること」そして「仕事を好きであること」。これが今回のキーワードだ。これらを基礎に人は発達していく。

言葉を育てたいと思う。その時に、「人が好きであること」、「自分が好きであること」が大事だ。伝えたいことがあり、伝えたい人がいて、伝えられるという確信があるからこそ、がんばって言葉を使ってみようと思える。言葉を育てるためのテクニックはさまざまあるけれど、今日の話のエッセンスはそれを支える基本のキ~いかに意欲を高めるのかの話だ。

具体的にどうするのか?まず「ともに遊ぶこと」~豊かな遊びの中で、人っていいなと思う。自分ってまんざらじゃないなと思える。そして「ともに働くこと」~家の中で一つの役割を持つ。自分が働くことで喜ぶ人がいるという体験を積み重ねる。自分が好きなり、仕事が好きになる。3つめに「ともに話し合うこと」~自分の思いを相手に伝え、相手の思いを受け止め、お互いの思いをすり合わせていく。そんな中で、やっぱり人っていいなと思い、自分もまんざらじゃないなと思う。言葉にハンディのある子どもが多いので、ここは工夫のいるところ。

午前の診療が長引いて、話の始まりが遅れてしまった。たくさんの話はできなかったけれど、たくさんの質問や感想をいただいた。お母さん方の関心は、日々の生活の中のこだわりやかんしゃくのことでいっぱいだ。それに対する具体的な対応策ではなかったけれど、一歩引いたところで大きな目で発達を見ることができたのではないかと思う。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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