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子育てフォーラム

今日は、厚沢部町で行われた檜山子育てフォーラムに参加して来た。檜山の各町の持ち回りで、お母(父)さん方と先生方で、実行委員会を作って運営する。もう何年も続けているのだからたいしたものだ。

ひやまフォーラム1

午前中にいくつかのコラム(分科会)に分かれ、午後は記念講演という形で行われる。そのコラムの一つを私が担当するのが毎年の恒例になっている。はじめは「不登校相談室」だった。相談だけでは物足りないので、「聞き方教室」&相談室として運営して来た。「聞き方教室」は、パセージの一部を切り取って、体験的に学べるようにしたものだ。当然、導入にアドラー育児の話を入れていた。

今年はさらにバージョンアップして、「意見と事実」のワークをやった。導入部のアドラーの話は、育児より広げて「心理治療」の話にした。「治癒とは、不健康な語りから健康な語りに《語り直す》こと」という話を中心に、いかに健康な語りを作りだすか、その際「意見と事実」に分けることがいかに大事か、ということを話した。

内容は高度なのだが、しっかりスライドを作って、図解入りで話したのと、途中ペアゲームを織り込んだこともあって、とても分かりやすかったという感想をいただたいた。

メインの「意見と事実を分ける」ワークも大変好評であった。ちょっと困った話から、事実を抜き出し、事実に即して、登場人物のパーソナルストレングスを見つけ出す。それだけのことなのだが、それぞれにたくさんの発見があったようだ。3人ひと組で共同作業をしたのもよかったのかもしれない。

ひやまフォーラム2

午後は4人の方が相談に入れられた。いずれも不登校ではなく、子どもの行動に関する相談と自分の癖に関する相談であった。こんなときにもアドラー心理学は、幅広く対応ができ、大きな力を発揮する。アドラー心理学を学んでいてよかったと思えた一日であった。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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