構造化された支援

昨日の夜は、「発達障害を持つ子への援助を学ぶ連続講座」その2回目であった。今回のテーマは、「構造化された支援」。かなり具体的な支援の方策についてのお話であった。

構造化とは、目の見えない人のための杖のようなもので、自閉症バリアフリーに欠かせないツールだ。いずれ必要なくなるものではなく、支援を受けながら素敵な自閉症ライフを送るための道具と考えるべきものだという。

構造化には、主なものにスケジュールと物理的構造化、ワークシステム、視覚的構造化がある。スケジュールと物理的構造化の実例は、つくしんぼ学級の見学などで見せてもらったことがあったので、とてもわかりやすかった。ワークシステムと視覚的構造化は、今回あらたに詳しく教えてもらった。写真を豊富に使って説明してくれたので、大体のところはつかめたと思うが、これらも実際に使っている場面を見せてもらうともっとわかりやすいかもしれない。さらに、ルーティン、チェンジシステム、コミュニケーションなどこれらに関連したアイデアについてもいろいろと教えてもらった。

今回特に印象に残ったのは、この構造化の目的が、問題行動を減らして社会に適応させると言う狭いものではなくて、障害特性を強みして本人が自立して社会に暮らすことにあると言うことだ。例えば、自閉症の障害特性に「こだわりが強いこと」がある。つまり変化に弱い。しかし、スケジュールに従うということをルーティンにすれば、スケジュールの中身に変更があっても、スケジュールに従うほうを優先して、変更に対応できるようになる。ちょっとした工夫で、自閉症の障害特性(こだわること)を強みにすることができる。

まずは、構造化を利用して、自立的に活動すること、それができてからうまく人と関わることを教えていくことができるというところが、とても興味深かった。この連続講座はまだまだ続く、これからが楽しみである。
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違いから学ぶ

子育て講座のびのびの7回目「幸せについて考えてみる~子育て文化の違いから」があった。講師は、あおいそらの高橋実花先生。実花先生のイギリスとアメリカで暮らした体験から、日本と海外の価値観の違いを見て考えたことのお話であった。

イギリスもアメリカも、子どもを一人前の個人として扱うところが共通している。親と子どもの生活は別、親と一緒の部屋に寝たりしないし、おとなになっても親と同じ家に暮らしたりしない。障害があっても、親とは別々に暮らす。

そして、どちらも、権利の主張を躊躇しない文化。特別支援教育は、自分たちの権利、という意識がはっきりしている。「皆と同じことを同じように」教えてもらうより、「その子に合った英才教育を個別に」してもらう方が“いいに決まってる”のだそうだ。何か目からうろこが落ちる思いだ。

普通教育は大量生産の既製服、特別支援教育はオーダーメイドの特注服みたいなものと言う例えが分かりやすかった。そう考えてみると、日本人が特別支援教育で、特別扱いされることを嫌う理由が、よくわからなくなる。

かといって、突然日本人のだれもが主張的になれるわけではない。日本には、欧米とは違う日本独自の文化や歴史がある。そもそも日本の特別支援教育は、おもにイギリスのシステムに習って導入したもの。せっかく外国の良いシステムを取り入れたのだから、うまく使いこなしたい。実花先生の提案は、「使う側が賢くなってしまおう!」ということだ。

日本の特別支援教育は、未だ発展途上、与えられるのを待っているのではなくて、うちの子どもにはこんなふうにやってくださいと積極的に提案していこう。「皆と違う行動をしていても、それには正当な理由があるのです。理解して、援助してください」と言っていくことは、決して悪いことではない~ということだ。

違うことを否定的に捉えず、そこから何を学ぶのか?と言う視点でお話しされているので、胸にすとんと落ちてきた。特に印象的だったのは、日本のお母さんは頑張っている、日本の先生方は頑張っていると言うお話。今まで、外国と比べて日本はこんな風に遅れている、こんなに問題があると現状の否定から入っていく話が多かったと思う。

実花先生の話は、現状の問題点を踏まえながらも、常に前向きな姿勢で語ってくれる。自分も頑張ってみようかな?と勇気づけられるのだ。この話は、クリニックの中だけで聞くのはもったいない。市民向けに大きな講演会を催して、多くの方に聞いてもらいたいものだと思った。

化粧直し

お休みを利用して、ワックスがけをしてもらった。

昨日のうちに、パソコンを外してコードをまとめておく。今朝も早くに来て、床にあってよけられるものはよけておいた。あとはみんなお任せ。

丁寧に掃除して、古いワックスを洗い落として、新しいワックスを二層に重ねてかける。部屋ごとに、机やベッドを動かしながら作業する。一日がかりの大仕事だ。

クリニックがすっかり見違えた。床がピッカピカ新築の輝きがよみがえった。

ワックス


こんなにきれいになるなら、もっと早くに頼めばよかった。終わってからパソコンをもとに戻す作業が大変だったが、わくわくしてがらやることができた。

見れば見るほど美しい。すっかり気分もリフレッシュ。生き生きと働くために、こういうこともおろそかにしてはいけないものだということを学んだ感じがする。

パセージその3

今日は、パセージその3回目。いよいよ佳境に入り、折り返し地点に入った。アドラー育児の一番大切な部分の「共同の課題を作る」ところ。

はじめての人は、誰しもかなり戸惑う。今回も、皆さんなかなか苦心している。それでも、積極的に参加して、雰囲気はとてもいい。
一度一通り学んでから、あらためてフォローアップの会で、復習するのがいいと思う。あたたかくて、愛にあふれたアドラー育児の醍醐味をじっくり味わって欲しいものだと思う。

子どもたちから元気をもらう

今日は、嘱託医をしている保育園の園児健診の日だ。

季節がら外来患者さんの数が多い。今日は午前の半日診療だったが、午後にずれこみ、大急ぎで車に乗って園に向かった。

子どもたちも先生方も準備万端で待っていてくれた。子どもたちも、すっかり慣れたもので、診察の合間にいっぱい話しかけてきたり、ちょっかいかけてきたりする。

子どもたちは、およそ90人。午後いっぱいかかった。

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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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