アドラー心理学会の二日目
二日目にも、いくつかの研究発表があったが、その中でアドラー心理学のグループワークの研究に特に目をひかれた。これもグループワークを録音したものの逐語分析であった。
以前の研究で、アドラー心理学のセッションには、ワークの大きな流れを決める共通の「メタメッセージ」があるということがわかっている。今回の研究では、「メタメッセージ」がそろっているだけでは効果的なグループワークにならないと言うのが第1の結論であった。
さらに、うまくいったグループとうまくいかなかったグループの比較研究から、効果的なグループワークには、メタメッセージをつなぐメッセージのレベルにいくつかの共通した特徴があると言うことであった。例えば、周辺情報を尋ねる時でも、話題提供者や相手役の肯定的な側面をひきだすような質問であるのかどうかということ。
あらためて言われると、どれも当たり前のことで、アドラー心理学の理論や思想に沿っているのかどうかということなのだが、こうして言語化されることが大切だ。言語されることで、みんなの共有財産になり、今度はその方向に向かってみんなで訓練することができる。発表の中でも、マニュアルのち密化よりも、リーダーやメンバーが練習を続けることが大事だと言っていた。ただやみくもに経験を積み重ねるのではなく、どの方向に向かって訓練するのかという効果的な訓練の方向がはっきりしているということだ。
もうひとつ、「アドラー心理学を次世代に引き継ぐ」というシンポジウムも興味深かった。中級レベルの講座として開かれている「カウンセラー養成講座」の修了生から、講座受講の前後での生活の変化のお話であった。共通していたのが、講座の受講を通して、自己理解(自分のライフスタイルの認知)が進み、それに基づいて、自己執着を捨てる方向への実践をし、実践を通して、アドレリアンらしい生き方が身についていき、それが自然に回り~家族、職場、地域の自助グループへと伝わっていっているということであった。
自らを点検し、あらためて、アドレリアンらしい生き方を意識していこうと思った。
以前の研究で、アドラー心理学のセッションには、ワークの大きな流れを決める共通の「メタメッセージ」があるということがわかっている。今回の研究では、「メタメッセージ」がそろっているだけでは効果的なグループワークにならないと言うのが第1の結論であった。
さらに、うまくいったグループとうまくいかなかったグループの比較研究から、効果的なグループワークには、メタメッセージをつなぐメッセージのレベルにいくつかの共通した特徴があると言うことであった。例えば、周辺情報を尋ねる時でも、話題提供者や相手役の肯定的な側面をひきだすような質問であるのかどうかということ。
あらためて言われると、どれも当たり前のことで、アドラー心理学の理論や思想に沿っているのかどうかということなのだが、こうして言語化されることが大切だ。言語されることで、みんなの共有財産になり、今度はその方向に向かってみんなで訓練することができる。発表の中でも、マニュアルのち密化よりも、リーダーやメンバーが練習を続けることが大事だと言っていた。ただやみくもに経験を積み重ねるのではなく、どの方向に向かって訓練するのかという効果的な訓練の方向がはっきりしているということだ。
もうひとつ、「アドラー心理学を次世代に引き継ぐ」というシンポジウムも興味深かった。中級レベルの講座として開かれている「カウンセラー養成講座」の修了生から、講座受講の前後での生活の変化のお話であった。共通していたのが、講座の受講を通して、自己理解(自分のライフスタイルの認知)が進み、それに基づいて、自己執着を捨てる方向への実践をし、実践を通して、アドレリアンらしい生き方が身についていき、それが自然に回り~家族、職場、地域の自助グループへと伝わっていっているということであった。
自らを点検し、あらためて、アドレリアンらしい生き方を意識していこうと思った。
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