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幸せな大人になる

昨日、第5回目となる子育て講座「のびのび」があった。6月に引き続き、発達障害者支援センター「あおいそら」の高橋実花先生に来てもらい、「子どもの行動が気になる子への対応」をテーマに話してもらいました。

実花先生のお話はいつ聞いてもすてきだ。印象に残ったのは、「障害を治すことはできない。でもその子どもたちを幸せな大人にすることはできる。」~それが私たちの役割なんだという。とてもすっきりと胸に落ちた。

お話の内容は6月のときとほぼ同じ。ただ、今回は、あちこちの家庭で工夫している様子を写真にして持ってきてくれた。百聞は一見に如かず。やはり目で見ることで理解が深まる。

具体的には、子どもの「困った行動」に悩んだときの対処法として、
1)原因を考えよう
2)子どもの気持ちに寄り添おう
3)何をすればよいのか、わかりやすく示そう
4)逃げ場所・逃げ方を確保しておいてあげよう
5)「良い行動」をしたくなるように、とにかく褒めよう
6)誰かに相談しよう
と6つの方法を挙げてそれぞれ具体的に説明してくれた。

今回聞いていて思ったのは、これは結局「文化」の問題なのではないか?ということだ。

たとえば、「原因を考えよう」というのは、うまくやれない子・トラブルを起こす子には、その子なりの理由がある。たとえば、こちらの指示が理解できないために不安や恐れを持つとか、要求や感情を表現する手段が未熟だとかいうことがある。それを考えてみようということだ。でも、今の社会では、子ども側の言い分(子どもの側の理由、子どもの側の事情)をしん酌してみるという発想がそもそもないのではないか?

また、「逃げ場所・逃げ方を確保しておいてあげよう」ということだって、逃げ場所を確保するなんて「とんでもないことだ」と考えるのが「普通」になっているのではなかろうか?

今までの常識の中で生きていると、このようなやり方を聞いただけでは、とても理解できないし、受け入れることができないかもしれない。まるで、異国の暮らしを見るかのように。でも、こういうやり方の中で暮らすことで、のびのびできる子どもたちがいる。そのことを体験的に知ることで、変わっていくのではないだろうか?

意見交流の中で、今の学校の対応のことが話題になった。良い文化は少しずつ広まっていく。あせらずに、じわじわと実践しながら広めていくことなんだろうなと思った。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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