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縦の関係と横の関係

18日から20日まで、大阪で開かれたアドラー心理学の練成講座に参加してきた。

アドラー心理学のカウンセリングの理論や技法について学ぶ。講師は、日本でのアドラー心理学の第1人者野田先生。講義だけではなくて、実習もある中級者向けの講座だ。

今回のテーマは、「横の関係と縦の関係」。どちらも、社会の中のシステムの話ではない。人間の心の中の話。

人は常に所属を求めている。その所属のイメージが、「自分がある条件を満たしているかどうか」と結びつく。「私がもし○○という条件を満たしているならば、私には居場所がある」と考える。

その条件は、たとえば、<学歴が高い><容貌が美しい><やせている><話が上手><気がきく><手先が器用><注目の中心である>などなど人によって様々。そのとき、人は自分自身に注目し、いつも「自分が」どうか、特に「他人に比べて」どうかということを考えて暮らす。それが、さまざまな不幸のもとだと考える。

アドラー心理学のカウンセリングは、自分のうちにある縦の関係を見つけ出し、そこから抜け出し、横の関係(共同体感覚、あるいは平等の位置)に向かう道を探しだす過程だと言える。

今回の実習は、参加者それぞれの中のこの「価値の梯子」を見つけ出す作業をたくさん行った。カウンセラーがまずこの縦の関係に気づき、そこから抜け出る修行をするという経験をしてはじめて、クライエントさんにも伝えることができるというわけだ。

講座の始めには、それなりにアドラー心理学を学んできて、横の関係が身についてきているのではないかと思っていた。しかし、実際にワークを行う中で、自分が自分の狭い価値観にがっしりしがみついて、縦の関係を作っているということにはっきり気づかされた。自分の行動の背景がよくわかる。わかってしまうと笑えるような話だ。

たくさんのことを学び、とてもいい気づきがあり、そして講座の合間にはともにアドラーを学ぶ友人たちとの交流があった。たった3日間だったけれど、たくさんのエネルギーを充電し、とても元気になれた。やはりアドラー心理学はすてきだなと思う。

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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