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上ノ国でアドラーを学ぶ

秋晴れのさわやかな天候の中、上ノ国までドライブした。

今日は、2ヶ月に一度のアドラーの学習会がある。前の病院に居たときに月に一度江差に出張していた。その時から、檜山地域の養護の先生方と学習会を続けていた。始めは、子どものこころとからだに関わるお話しをしていたが、私の希望でアドラー心理学の学びを取り入れるようになった。養護の先生方ばかりではなく、他の先生方やお母さん方も来てくれるようになり、パセージも何回か開けるようになった。

開業してからは、平日に行けないので、2ヶ月に一度の日曜日に行く事にしている。日常のあれこれを話しながら、パセージのテキストを振り返り、アドラー的解決法をみんなで考える。

具体的なエピソードを頭において、テキストを読むとより理解が深まる。あらためてパセージのテキストはよくできてるなと感心する。私たちが人間関係で悩んだ時に、このテキストで解決しない問題はないと言い切ってしまいたくなるくらいだ。
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まんぼうのパイ

遅ればせながら、義妹から1周年のお祝いが届いた。
なんと、まんぼうのパイだ

まんぼうパイ1

中身はアップルパイ。
3匹仲良く泳いでいる。

まんぼうパイ2

見た目だけではなく、味もグッド。
みんなで切り分けて頂いた。
有り難くいただく。
こうやって遠くから思ってくれる人がいるというのは幸せなことだと思う。

スポーツの秋

昨年に引き続き、スーパー魚長主催のS&B杯ちびっこマラソン大会に、医療班(と言っても私一人だが)として参加してきた。

マラソン

参加者は、小学校1年生から6年生まで、700人を超える。みんな元気で、始まる前からあちこちで走り回っている。疲れてしまわないかと心配だが、やっぱり子どもはエネルギーのかたまりだ。1,2年生が1.5km、3,4年生が2km、5,6年生が3kmを走る。

今日の函館は、朝から涼しさを通り越して寒いくらいの気温。見ている方はふるえてしまうが、走る方はこのくらいの気温の方が都合が良い。S&B杯ちびっ子マラソンというのは、全国各地で取り組まれている。今年の酷暑で、熱中症になる子が多かったらしい。ところによっては中止になったところもあるという。

昨年は、勢い込んで転んでけがする子が多かったが、今年はけがをした子はゼロ。最初の準備体操がよかったのか?がんばりすぎて具合が悪くなった子が3人、そのうちの2人は喘息の発作もともなっていた、鼻血が1人。大過なく過ごすことができた。

事前の健康チェックで喘息ありの子が多かった。体を鍛えるために、親が積極的に運動を進めていることの表れなのだろうか。とても大切なことだと思う。来年は喘息発作の対応を考えておいた方が良いのかもしれない。

来年は25周年になるのだという。これからもずっと続いて欲しい取り組みだ。

縦の関係と横の関係

18日から20日まで、大阪で開かれたアドラー心理学の練成講座に参加してきた。

アドラー心理学のカウンセリングの理論や技法について学ぶ。講師は、日本でのアドラー心理学の第1人者野田先生。講義だけではなくて、実習もある中級者向けの講座だ。

今回のテーマは、「横の関係と縦の関係」。どちらも、社会の中のシステムの話ではない。人間の心の中の話。

人は常に所属を求めている。その所属のイメージが、「自分がある条件を満たしているかどうか」と結びつく。「私がもし○○という条件を満たしているならば、私には居場所がある」と考える。

その条件は、たとえば、<学歴が高い><容貌が美しい><やせている><話が上手><気がきく><手先が器用><注目の中心である>などなど人によって様々。そのとき、人は自分自身に注目し、いつも「自分が」どうか、特に「他人に比べて」どうかということを考えて暮らす。それが、さまざまな不幸のもとだと考える。

アドラー心理学のカウンセリングは、自分のうちにある縦の関係を見つけ出し、そこから抜け出し、横の関係(共同体感覚、あるいは平等の位置)に向かう道を探しだす過程だと言える。

今回の実習は、参加者それぞれの中のこの「価値の梯子」を見つけ出す作業をたくさん行った。カウンセラーがまずこの縦の関係に気づき、そこから抜け出る修行をするという経験をしてはじめて、クライエントさんにも伝えることができるというわけだ。

講座の始めには、それなりにアドラー心理学を学んできて、横の関係が身についてきているのではないかと思っていた。しかし、実際にワークを行う中で、自分が自分の狭い価値観にがっしりしがみついて、縦の関係を作っているということにはっきり気づかされた。自分の行動の背景がよくわかる。わかってしまうと笑えるような話だ。

たくさんのことを学び、とてもいい気づきがあり、そして講座の合間にはともにアドラーを学ぶ友人たちとの交流があった。たった3日間だったけれど、たくさんのエネルギーを充電し、とても元気になれた。やはりアドラー心理学はすてきだなと思う。

学校における応急処置について

檜山管内養護教員研究会北部ブロック研修会に講師として招かれ、お話をした。といっても、先生方がうちのクリニックに来てくれたのだが。

北檜山学習会

内容は、「学校における応急処置について」、5月ののびのびでお話した内容を学校向けに焼き直してお話した。それと、不定愁訴を訴える生徒や不登校気味の生徒などへの対応について、いくつか具体的な質問があったので、まとめて「こころの問題への対応」と題してお話した。こちらは、アドラー心理学のお話。

11人の参加者だったので、途中途中で質問を取りながら、ざっくばらんにお話した。ある慢性疾患を抱えた生徒に関する質問では、主治医との連携が問題であった。養護の先生が遠慮している。生徒の豊かな学校生活を守るためなのだから、遠慮せずにもっと主治医の先生にいろいろと指導をお願いすればいいのにと思う。医者は、「歩く辞書」みたいなもの~上手に医者を使うということに習熟できるのが理想だ。

「研修会」と言うとかしこまってしまってなかなか質問もできないのに、今回はみんな気軽に質問できて、とても話しやすい雰囲気だったと感想をいただいた。養護の先生方が相手なので、反応がとてもよく、話していて大変充実感があった。知っていることをお話しするのは実に楽しいことだ。楽しんでお話しするので、参加者も質問しやすいのかもしれない。これが私のパーソナルストレングスだと思う。

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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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