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協力について学ぶ

昨日、秋田県の横手市で行われた、日本アドラー心理学会東日本地方会に参加してきた。

函館から横手は、なかなか交通が不便。函館→八戸→盛岡→大曲→横手と3回も乗り換えて、途中1時間待ちなどもある。土曜日午後3時に仕事を終えてからだと夜11時ころになってしまう。そこで、青森まで汽車で行って、青森でレンタカーを借りて、途中で一泊(結局北上に泊った)して朝横手に向かうことにした。それにしても大仕事だ。

例年、前日にアドラー心理学の日本での第一人者、野田先生の講演会がある。今年も、「崩壊の時代のアドラー心理学」と言う講演があったのだが、残念ながら参加することができない。

往復におおよそ12,3時間かけて、現地にいるのは6時間。う~~ん、今回は、参加すること自体が大きな目的なのだ。

今回のテーマは、「協力するってどんなこと?」。アドラー心理学の基本的な概念のひとつ『協力』を取り上げて、朝の 「Non Competitive Games」 で体を使って協力を学び、昼の「夫婦・家族の協力を考えるシンポジウム」で、3人のアドラー心理学の実践者から体験談を聞き、午後から「協力について考えるシェアリング」で、小グループに分かれて「協力」と言うことを深めあった。

地方会

久しぶりに、全国のアドレリアン(アドラー心理学学習者)の方々とあっていろいろとお話しした。いつもは、前泊して、参加者の皆さんとじっくり交流する機会があるのだが、今回はあまり交流する時間がない。それでもアドレリアンの中に身を置くと、気持ちが安らいで、いっぱい充電できるから不思議だ。

今回「協力」について学んだこと。まず、協力が成り立つ大前提に、「人は皆違っている」ということがある。違うからこそ協力することができる。だからお互いの違いを大事にすることだ。

違いその1:自分の弱さを知ること。人は一人では生きていけない。誰の力も借りないで生きている人はいない。必ず、弱いところ、できないところ、苦手なところがあって、誰かの手を借りて生きている。自分は完璧でない~不完全な自分を受け入れると言うことだ。

違いその2:自分の考え方、感じ方を当たり前と思わないこと。特に一緒に暮らしている親子、夫婦は、つい相手も同じように考えたり、感じたりしていると思い込みがち。何かできごとがあった時に、相手は、自分とは違った考え方、感じ方をしていると思う。そうすると、どんな風に感じているのか、どんなことを考えているのか、そしてこれからどうしようとしているのかを聞いていくことができる。そこからが協力の始まりだ。

違いその3:相手のパーソナルストレングスを見ること。つい、相手のできていないところ、だめなところ、もっと変わってほしいところを見がちである。相手の強さ、可能性、力をあらためて見直してみる。そこから、相手を尊敬することや信頼することが始まる。

結局、自己執着を捨てると言うことなんだなと妙に納得した。ほんの6時間の学会参加だったけど、得たことはとても大きなことだった。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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