FC2ブログ

思春期メンタルサポート

今日は仕事が終わってから、思春期メンタルサポートの会の事例報告と講演を聞きに行った。

事例は、学童期からサポートを受けて、今順調に大学生活を送っているという発達障害の子どものこと。講演は、大人になってから自閉症スペクトラムと診断され、サポートを始められたケースのまとめであった。ちょうど好対照になっていた。

大人になってからでもきちんとサポートしていくことで社会に適応していくことができるが、大人になるまでにたくさんの壁に出会い、乗り越えることができずに、不適応を起こしてしまうことがある。

今回のテーマは、自閉症スペクトラムの子どもを、子どもの時からきちんとサポートすることの大切さだ。

今は、自閉症スペクトラムのことがよくわかってきて、いろいろと療育方法や援助の仕方が工夫されてきている。早くに診断を受けることで適切な援助を受けることができる。適切な援助を受けることが、子どもに豊かな人生を提供できるかもしれないわけだ。

診断されて他の人と違った援助を受けることは、本人にとって役に立つことであって、決して悪いことではないんだということを本人が実感を持てるような援助が大事だと強調されていた。

あらためて、私たちの目指す方向が間違っていないことを確認した。クリニックでも子どもの発達のことについて積極的に相談にのるようにしている。診断をする前に、今何ができるのかを親御さんたちと一緒に考えている。私たち自身が、もっともっと彼らの発達を援助できる力を身につけていきたいと思った。

結婚を祝う

4月に入籍した職員がいる。若い二人はお金をためてからディズニーランドで式を挙げたいという。来年のクリニックがすいていそうな時にお願いして、みんなで参加したいものだと考えていた。

しかし、家族ぐるみの付き合いがうちのモットーなのに、結婚の話だけで夫さんに会ったことがないというのも変なものだ。これから、いろんな面で支えてくれる「家族」なのだから。そこで、夫さんを招待して祝う会を開くことにした。

仕事が終わってからみんなでお店に繰り出していった。もちろん、隣の薬局の職員も一緒だ。子どもたちが走り回る中、自己紹介やお礼の言葉が飛び交っていく。たぶんよく聞こえていないだろう。言葉ではなく、みんなの笑い声や笑顔があふれる中で食事が進んでいく。子どもも大人も、とても仲がいい。そして明るい。

こんな風に、人に恵まれ、仕事ができることを有り難いと感じた日だった。

障害を持つ子とのかかわり方

障害を持っている子どもたちの通園施設に、嘱託医として7~8年かかわっている。今日は、年に1回の医療講演の日だ。

ここの園長先生がとても熱心な人で、単なる内科検診に終わる嘱託医ではなくて、障害持つ子のお母さん、お父さん方のさまざまな悩みに向き合う医師をという、熱い願いにほだされて嘱託医を引き受けた。

そして、年2回の検診だけではなくて、保護者向けの医療講演会を1回、その他に年3-4回の相談会とさらに個別検診の日も設けている。 

必ずしも障害医療専門ではない私の話が、保護者の方々や療育を引き受ける保育士さんに受けている。「医療講演」という名前は堅苦しいし、共に暮らすきょうだいのこと地域とのかかわりなど子育て全般の悩みにもこたえてほしいということで、今年から子育て相談会と言う名前になったという。

講演会


この施設でお話しするのは、ちっとも苦にならない。毎日子どもたちと真正面から向き合い、少しでも多くのことができるようにと子どもに働きかける保育士さんたちがいる。そして、その働きかけに応えるように成長する子どもたちがいる。私の話は、いつもながらちょっと理屈っぽい、でもそれを現場で実践している人がいる。だから安心して話すことができる。

質疑応答の中で、まわりの子どもたちにわが子の障害について聞かれたとき、どう説明していいかわからないという質問があった。

一瞬、答えに詰まってしまった。私の中では「この子に障害があるのは神様の贈り物だ」って言いたい。「子どもの時から障害を持っている子とつきあってもらえるのはいいことだと思おう」とか、「生物にとって遺伝子の多様性が大事じゃないか」とか答えたが、いまいち説得力に欠けた。で、会場のみなさんに頼って、誰かいいアイデアはないでしょうかと振ってみた。それが良かったみたい。

一人の保育士さんが「御覧の通り、私には障害があります。そしてよく子どもたちやはじめて会った方に聞かれます」とご自身の経験を話してくれた。

自分の思っていることを正直に話すようにしている。
障害を隠すことはしないし、したくない。
自分を守ることも大切だから、話す相手を選ぶこともある
障害が治ることがないということも話す。

と言うような話をしてくれた。理屈っぽく私が話すよりも、当事者の言葉を聞くことができたというのはとても貴重であった。私自身も大変勉強になった。

今年施設を卒業して学校に進学した子のお母さん方が何人か来ていた。彼女らはとても明るい。入所してきたばかりとは比べようもなく、輝いている。ハンディを背負ったわが子が、この施設に通い、集団生活を通じて、どんどん変化し成長していくのを目の当たりに見て、なによりお母さん方が勇気づけられ、成長したのだと思う。

実は、弱さを持った人間だからこそつながることができ、つながりを通して強くなれるのだということを実感として学ぶことができた。参加者との交流を通じて講師自身が学べたと言う意味で、とてもいい会だったと思う。

ポリオワクチン

今日はポリオワクチンの診察の日だ。この4月からいくつか町の保健事業に関わることになった。

保健センターは、クリニックからあるいて1分。「もし忘れていても電話してもらってすぐ来れますね」などと保健センターの職員と冗談を言っていた。

34人、この近辺の子どもたちが集まった。いつもクリニックに来てくれる顔なじみ子どもたちもたくさんいる。なんとなく、クリニックのサテライトで診療している気分、いや、うちのクリニックが保健センターの付属診療所かな?

ポリオは現在日本では野生種による患者発生は皆無となっている。ワクチンによる封じ込めが成功しているよい例だ。ただし、海外ではまだ野生種ウイルスによるポリオ発生が報告されているので油断ができない。引き続きみなさんに周知徹底してワクチン接種を続けることが肝心だ。他のワクチンも接種率を向上させて、発症者ゼロになることを願う。

これから、しばしば保健センターにうかがうことになる。次回は5月27日に、同じくポリオワクチンのための診察だ。保健センターの人たちとも、だんだん顔見知りになっていくことができれば、少しずつ地域に根付いた医療ができて言うのじゃないかなと思う。これからの展開が楽しみになった。

山菜を食す

29日以来自然の植物に目がいくようになった。うちの周りにはタラの木が自生している。毎年、タラの芽をいただいていた。今年は寒いせいか、伸びるのが遅かったが、このところようやく膨らんできた。朝早くタラの芽狩りに出かけて、朝からてんぷらでいただく。実に美味。まさに自然のエネルギーをいただくと言う感じだ。

タラの芽

恵みの宝庫だ。フキの葉っぱも、ヨモギの葉も、つくしも、タンポポもうちの庭では取り放題だ。いろいろ調べてみるとクリニックのまわりにも結構食べられる野草が生い茂っている。シャクと言う葉っぱを教えてもらった。別名ニンジンバという。ギシギシも食べられるようだ。今度挑戦してみよう。
最新記事
カレンダー
04 | 2010/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
アルバム
RSSリンクの表示
検索フォーム