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新年交礼会

昨日は、地元医師会の学習会&新年交礼会であった。
ただの新年会ではなくて、その前にしっかり勉強をするところが良い。

テーマは「大規模臨床試験を本気で評価しよう」
ある薬が効果があるのかないのか、たくさんの方に処方して数年間の観察の結果、ある結論を出す。
綿密に計画をたててさんざん苦労しても、きちんとした結果が出るとは限らない。
結果が出たとしても、あとから厳しく評価するといろいろと不具合がでることがあるらしい。

今回の講演の趣旨は、世界に通用するような大規模臨床試験を日本から発信できるようにしようと言うことであった。
私が感じたのは、私たち一般臨床家が普段何気なく使っている薬にも、その開発から実地に使えるまでに様々な苦労があるということだ。

少し前「JIN」というドラマを見た。
そこで、江戸の末期にタイムスリップした脳外科医がペニシリンを作り出す場面があった。
今でこそ、私たちは何の苦労もなく「ペニシリン」をはじめとした薬品を手に入れることができる。
しかし、かつての西洋医学の黎明期には、薬一つ開発するのにも、それを量産して流通させるのにも、本当に様々な苦労があったのだろう。
当たり前のことのように思えていた物も、実にたくさんの人の苦労に支えられてできているのだ。
あらためて、そのことを有り難いと思う。

新年会では、新規加入者の一人として挨拶させてもらった。
実は、これまで医師会の集まりに参加したのは数えるくらいしかない。
小児科医だけの集まりには参加していたが、地域の医師会には足が向いていなかった。

内科、整形外科、皮膚科・・・様々な科の先生方とお話しした。
小児科とは違った見方から学ぶことは多い。
まさに異業種交流の集まりのようであった。
開業を期にもっと積極的に参加していこうと思う。
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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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