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かわいいクリスマス

嘱託医として関わっている通園施設のクリスマス会に行ってきた。

ちょっと遅れて入ったので一番いいところを見逃した。
それでも全員参加の聖劇をしっかり見ることができた。
それぞれに役割が当たっていて、それぞれの役割に合った衣装を着て、一言ずつセリフもある。
たったそれだけのことだけど、見ているお母さん、お父さんたちにとっては、
とてもとても大きな出来事なのだと思う。

園の方でも考えていて、全員がそろった一番いいところで撮影タイム♪
お父さんお母さんに交じって子どもたちの写真を撮ってきた。

クリスマス会

ここは、発達に遅れがある子どもたちが通っている園。

ご家族にとっては、この園に来るまでが大変だったろうと思う。
家で見ていて、あるいは保育園、幼稚園で通いながら、なかなか集団になじめなかったり、
他の子より発達が遅かったり、いったいわが子はどうなるのだろうと不安だったに違いない。

それでも、子どもには成長する力がある。
たとえ、他の子より遅くとも、ちょっと変わった発達のし方をしていようとも、
着実に成長している。
その成長ぶりを見ることができるのが、このクリスマス発表会だ。

ここまで子どもたちを引っ張ってきた先生方の苦労も想像がつく。
よく言われることだが、集団の中で子どもが成長する。

家では見ることができないような子どもの姿をここでは見ることができる。
家ではぜんぜん食べない子も、まわりの子につられて、給食を完食する。
家ではお片づけしない子も、まわりの子につられて、お片づけする。
けんかしてもちゃんと仲直りするし、トイレも教えるし、着替えもするし、
食事の前には手を洗い、食べた食器も片付ける。
家ではお母さんに甘えてしまうということもあるけれど。

やっぱり、人は人の中で育つのだ。
そのことを目前にしたような思いだ。

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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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