fc2ブログ

昴の会

今日は、昴の会というところに呼ばれて講演をした。
昴の会は、地域のみんなで不登校のことを考えていこうという
この5月にできたばかりのほやほやの会だ。
北斗市の七重浜住民センター(レインボー)を拠点に、
毎月第4日曜日に例会を持っている。
誕生以来、毎月連続講座を企画していいて、
そのひとつに、私の話を入れてくれた。

テーマは「子どもと向き合う」
自分の不登校の親としての経験から、
わが子が不登校でいるときは、
なかなか真正面から子どもと向き合えなくなる。
どうしたら、不登校のわが子としっかりと向き合えるのか
そのヒントとなる話をしたつもり。

内容は、アドラー育児の基本の話だが、
今回は、とくに共同体感覚のことを強調した。

本来、人は社会性に開かれている
つまり、人と協力協同する力を持っている。
しかし、それは潜在しているもので、訓練されなければならない。

前半は人間の強さの話をした。
不登校の子供はかわいそうという誤解があるが、
人間には、相対的マイナスから相対的プラスに向かう力があり、
それは本来所属に向かっているものであり、
不登校もただ、所属のためのひとつの方法にすぎない。
そのプラスに向かう力を信じようという話。

後半は、そのための具体的な方法論。
子どもの持っている力=ストレングスを見るようにしよう。
そのためには「ともに遊び、ともに働き、ともにはなしあう」
ことから始めようという話。

実は、期待していたより、参加者が少なかった。
新しいクリニックにこんな考えの医者が座っているよ。
ということを宣伝するいい機会だって思っていたから。
でも、講演が終わった後、3組の方の相談を受けた。

量より質だ。
少ない人数のほうが、私の考えていることがよく伝わる。
より深く私の考えを知ってくれる人が、ほんの少し増えること。
これは、とても貴重な機会だ。
欲深にならずに、与えられたものを大事にしていこう。
スポンサーサイト



最新記事
カレンダー
08 | 2009/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
アルバム
RSSリンクの表示
検索フォーム