なにごともおはからい

今日で9月が終わる。
開業してから走り続けた2週間。
短いようで長い日々であった。
とりあえず、一区切りだ。

患者さんはほぼ安定して来てくれている。
はじめたばかりのクリニックには程よい人数だ。
最初からたくさんきてしまうのも困るけれど、
ようやく職員みんなも慣れてきたところで、
そろそろ、すこし力を余してきた。

もう少し来てくれたらと願う。
一方で、病気の子どもが少ないにこしたことはないので、
この辺りは微妙なところだ。

なにごとも天のおはからいなので、
来たら来たで喜び、来なかったら来なかったで喜ぶ・・・
というあたりがいいのかもしれない。

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昴の会

今日は、昴の会というところに呼ばれて講演をした。
昴の会は、地域のみんなで不登校のことを考えていこうという
この5月にできたばかりのほやほやの会だ。
北斗市の七重浜住民センター(レインボー)を拠点に、
毎月第4日曜日に例会を持っている。
誕生以来、毎月連続講座を企画していいて、
そのひとつに、私の話を入れてくれた。

テーマは「子どもと向き合う」
自分の不登校の親としての経験から、
わが子が不登校でいるときは、
なかなか真正面から子どもと向き合えなくなる。
どうしたら、不登校のわが子としっかりと向き合えるのか
そのヒントとなる話をしたつもり。

内容は、アドラー育児の基本の話だが、
今回は、とくに共同体感覚のことを強調した。

本来、人は社会性に開かれている
つまり、人と協力協同する力を持っている。
しかし、それは潜在しているもので、訓練されなければならない。

前半は人間の強さの話をした。
不登校の子供はかわいそうという誤解があるが、
人間には、相対的マイナスから相対的プラスに向かう力があり、
それは本来所属に向かっているものであり、
不登校もただ、所属のためのひとつの方法にすぎない。
そのプラスに向かう力を信じようという話。

後半は、そのための具体的な方法論。
子どもの持っている力=ストレングスを見るようにしよう。
そのためには「ともに遊び、ともに働き、ともにはなしあう」
ことから始めようという話。

実は、期待していたより、参加者が少なかった。
新しいクリニックにこんな考えの医者が座っているよ。
ということを宣伝するいい機会だって思っていたから。
でも、講演が終わった後、3組の方の相談を受けた。

量より質だ。
少ない人数のほうが、私の考えていることがよく伝わる。
より深く私の考えを知ってくれる人が、ほんの少し増えること。
これは、とても貴重な機会だ。
欲深にならずに、与えられたものを大事にしていこう。

初給料

昨日は初給料日であった。
職員の皆さんには、8月17日から来てもらって以来、
研修したり、備品をチェックしたり、物品の整理をしたり、
そして、内覧会、開院記念祝賀会を経て、開業まで、
本当にたくさん働いてもらった。

この間、まだ診療していないので収入はない。
実は、9月15日からの診療分の報酬も、
一部の自己負担分を除いて、
入ってくるのは、3ヶ月後~
つまり12月にならないと入ってこない。
なかなか厳しい経営だ。

それでも、給料明細を手渡した時の、
みなさんの表情がとてもよかった。
「ご苦労さまでした」と声をかけながら、
職員一人一人に手渡した。

銀行振込だから、中身は一枚の紙っぺらだけど、
私たちにとっても、職員さんにとっても、
千金に値する思いの深いものである。
一緒にいろいろ苦労してここまで来て、
それが一つの形になったのだから。


実は、娘にとっても初給料だった。
以前バイトで給料もらったことはあるけれど、
本格的な社会人としてもらったのは、今回が初めて。

今日は、その初月給で食事に招待してくれた。
いつも行っているお店だけど、今日は特別においしい。
ちょっと、お酒も飲んで、いい気分になったし。

お金を目的に働くわけではないけれど、
お金には人を幸せにする力がある。

私に投資してくれる人がいて、
それをもとに、建物を建て、設備を整え、
その場所で、私が自分の能力を使って働く。
私の働きで、幸せになれる人がいて、
それがお金という見える形になって、
一部は職員に、一部は投資元へ。

こうして、お金が回ることで、幸せの歯車も回っていくのだ。



秋の一日

穏やかな連休が終わった。
ふと気がつくと、周りはすっかり秋めいている。
クリニックの周りに枯葉が舞い、空が高い。

連休明けの今日は混むだろうという予想に反して、
のんびりした半日を過ごした。
受付終了の12時になるのが、これほどうらめしかったこともない。
病院勤務時代には、早く12時が来てほしいと思ったのにね。

これから、こうやってお客さんの数に一喜一憂して暮らすのだな。
それもまたよいかもしれない。

やっと、休息

今日から、4日間の連休だ。
始まってすぐの休みは、患者さんには申し訳ないが、
個人的には、ようやく一息つけてうれしい。

本当に、ずっと走りっぱなしの数日間だった。
建物は8月12日にはできていて、
それから余裕で準備ができるはずだったのに。
9月の声を聞くころから、あわただしくなった。
直前になって、あれもこれもと突発的な事態がやってくる。

どこで、計画が狂ったのか分からないけど、
たぶん、もともとこんな風にドタバタするのはきらいじゃないのだろう。
やっぱり、潜在的なエクサイトメントシーカーなのか?

開業したら病院勤務と違って、
医者だからといって診療だけをしていればいいというものではない、
ということは、事前に分かっていたはずだが、改めてそのことを実感する。
診療、患者さんとの対応はもとより、
職員のこと、建物、医療機器、設備、備品、
セキュリティー、広告、廃棄物、取引業者、
そして経営・・・・・・

我ながら、器用にこなしているといえる。
ま、裏で支えてくれる家族がいるからできることではあるが。
それにつけても、私自身が、いろんな意味で大人になったのだろうと思う。

祝賀会のテーブルスピーチで、かつての同僚が言っていたが、
出会ったころ(17年前)はなんて偉そうな医者だと思ったのだそうだ。
それが、ここ数年、特にアドラーの勉強をするようになってから、
ずいぶん変わったのだという。

確かに、この間、いろんな人と出会い、いろんな出来事があって、
良かったこともたくさんあるけど、悩みもしたし、苦しみもした。
そういったすべてのことが、いまの糧になっているといえる。

「我に七難八苦を与えたまえ」とまではいかないけれど、
苦労は買ってでもしろというのは真理かもしれない。
これからも、適度な苦労がやってきますように



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プロフィール

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Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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