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アドラー心理学に基づく心理劇のお知らせ

アドラー心理学をベースとした心理劇ワークショップ「かささぎ座」を開催します。

かささぎ座

【日時】令和5年4 月
 28 日(金)13:30~19:30

 29 日(土) 9:30~16:30
 30 日(日) 9:30~16:00
【会場】
  サン・リフレ函館 2 階大会議室
 (函館市勤労者総合福祉センター)
 〒040 0034 北海道函館市大森町 2 番 14 号 TEL 0138 23 2556
【参加費】45,000 円 (3日間通し)
【定員】 40 名

心理劇はヤーコブ・モレノが開発した治療技法ですが、アドラーの弟子ルドルフ・ドライカースとモレノが友人だったこともあってアドラー心理学は早い時期から心理劇を治療技法に取り入れてきました。
野田もシカゴ留学中に心理劇を学びその後日本でもワークショップを行いました。晩年には「エピソード分析」 と絡めた心理劇を展開し、そのことでアドラー心理学の理論と思想に沿った解決を導き出す心理劇セッションが可能になりました。
涙あり笑いありの楽しいワークショップで、アドラー心理学初心者でも参加できます。さらにパセージリーダーやカウンセラー・心理療法士を目指す方々にとっても、大きな学びを得られる研修会です。
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七飯パセージ無事終了

12月4日、無事に、七飯アド研秋のパセージが終了した。

パセージ2022

今回もメンバーに恵まれたパセージであった。遠路はるばる、北海道のあちこちから参加してくれ、みんな積極的に事例を出し、疑問や意見も遠慮無く出してくれた。とても、活気のある、共感性の高いグループになった。ともてありがたいことだ。

今回は、新人リーダー二人のデビューパセージであった。はじめてなのに、とても落ち着いたリーダーぶり、全く危なげない進行であった。特に、リーダーがファシリテータ役に徹底していたところがすごい。リーダーが教えるのではなく、メンバーが一つの共同体として、メンバーどうして問題を解決していく、まさにアドラー心理学の提唱する「共同体感覚」がその場に現出していた。これがパセージの醍醐味の一つだ。

お二人とも、アドラー暦が長く、毎月の自助グループにも欠かさず出席し、積極的に事例を提供し、みんな「学びの先頭を切ってきた。リーダー養成を受講するころから、何度も何度もパセージの進行の練習を積み重ね、そうして、今回のパセージにつながっている。板についたリーダーぶりは、まさに積み上げてきたものの成果だと思う。

これで、七飯アドラー心理学研究会のリーダー層も厚くなってきた。これからのますますの充実、発展が楽しみになってきた。

2022年秋のパセージ

2022年秋のパセージを開催します。

パセージちらし表 パセージチラシ裏

2022年 日曜集中(隔週)コース

10月23日 第1章 子育ての目標/第2章 賞罰のない育児
11月 6日 第3章 課題の分離/第4章 共同の課題
11月20日 第5章 目標の一致/第6章 体験を通じて学ぶ
12月 4日 第7章 新しい家族/第8章 積極的に援助する

 9:30~15:30 (1時間のお昼休憩あり)

会場:はるこどもクリニック 2階
  北海道亀田郡七飯町本町6丁目7-42

初受講料:20,000円 (別途テキスト代2,000円)  再受講料:17,000円
  単発受講料:1章につき3,000円 (再受講者のみ)

定員:7名から14名まで

申込締め切り:2022年10月 5日(水)

リーダー:小林 沙織 / 表 正恵 (AIJ認定パセージリーダー)

問い合わせ・申込み先:小林 沙織 Email:2022passage@gmail.com FAX: 01392-2-5656

申し込み方法:EmailまたはFAXにて下記の内容を添えてお申込みください。個人情報は講座開催のみに使用します。
①氏名(ふりがな) ②郵便番号、住所 ③連絡のつきやすい電話番号 ④Emailアドレス ⑤お子さんの年齢、性別
⑥初受講または再受講か ⑦テキスト購入希望の有無 ⑧職業

7名未満の場合は中止や延期になることがあります。初受講の方は全章受講をお勧めしますが、やむをえず欠席
される場合は次回開催されるコースで補講を受けることが出来ます。(七飯アドラー心理学研究会以外のコース補講
では料金が発生する場合もあります。お問い合わせください。)

3歳から中学生くらいのお子さんをお持ちの方、子どもと関わるお仕事をされている方にお勧めのコースです。
それ以外の方で受講を希望される場合はご相談ください。

託児はご用意できません。

受講料は初回受付時にご用意ください。お釣りのないようご協力をお願いします。

パセージプラスを終えて

4月10日、「パセージ」のアドバンスドコースである「パセージプラス」、3日間6章のプログラムを無事終えることができた。少し時間をおいて、ようやく学んだことを言語化することができた。

一つ一つの事例を丁寧に扱ったために、時間はオーバー気味であった。次回の課題だなと思う。慣れた参加者が多かったので、事例が豊富だった。扱った事例に即して、テキストの内容の説明ができたので、私もやりやすかったし、みんなもわかりやすかったのではないかと思う。パセージプラス再受講であったり、毎月のエピソード分析練習会に参加している人がほとんどであったりしたおかげでもあった。

実際にコースを動かしてみて、「パセージ」と「パセージプラス」の違いを実感することができた。「パセージ」との大きな違いは、「親の側がしっかりと伝えたい願いを持つ」ということだ。マニュアルに書いてあることが思い起こされる。曰く『パセージは「願いすぎる親」を前提にしています。パセージを受けて、「願いすぎない親」を通り越して「願わない親」になってしまう場合があります。パセージプラスでは、上手に願う方法を学んでほしいと思っています。』

例えば、親の側に、「ある年令を過ぎたらお金の管理を自分でしてほしい」、「今手が離せないので買い物に行ってほしい」、「洗濯ものを出すときに洗濯しやすいように靴下を表にしておいてほしい」などという願いがある。パセージなら、まず相手の意向を聞くことからはじめる。パセージ慣れしている人は、つい最初から開いた質問をしたり、それをするのとしないのとの選択肢を与えたりしてしまいがちになる。いえいえ、「『パセージプラス』まできたのだから、まず親の願いを伝えてみましょうよ」と参加者を勇気づける。

特に「大切な話しをする」「(限界を設定し)選択肢を与える」のページで、この「親の願いを伝える」ということを強く意識することができた。まずストレートに伝えてみて、その反応を見て、お互いに意見をやりとりしながら妥協点を見つけていく。もちろん、一貫して冷静な対応できるだけの親子関係ができていることが前提になっている。親子関係が育っていなければ、関係を悪くしてしまう危険がある。だからこそ「パセージプラスの劇薬」と言われているのだ。逆に、このページを実践できたら、親子関係が、「パセージレベル」から「パセージプラスレベル」に成長しているという証になると言うことだ。「パセージ」の実践をていねいに積み重ねたうえに、「パセージプラス」が成り立っているのだということがよくわかったページであった。

「親の願い」と言うことを少し考えてみる。もちろん、その願いは親の「私的感覚」から生まれてくる。「願いすぎる親」というのは、自分の「私的感覚」に盲目的に従ってしまっている親だということができる。だからまずパセージプラスでは、徹底的に親の側の「私的感覚」を言語化しようとする。「言語化」してはじめて、その願いを相対化することができる。「パセージ」ならば、「子どもに願いをかけるのは親の課題だが、その願いを受け入れるかどうかは子どもの課題だ」と言うであろう。そのことが胸の内にしみていって、そうして、「願いすぎる親」でもなく、「願わない親」でもなく、「上手に願える親」になれるのだと思う。

結局、アドラー心理学は子育てや教育を通じて何をしようとしているのか?もちろんそれは、子ども達に「共同体感覚」を育成しようとしている。「願いすぎる親」はもちろん、「願わない親」では、「共同体感覚」を子どもに伝えることはできない。「パセージだけではアドラー心理学ではない」というのは、「パセージ」には「共同体感覚を伝えるすべ」が書かれていないからだ。もっとも、「パセージ」はその準備状況を作っているのだと言える。「パセージプラス」に至ってはじめて、「共同体感覚」が正面から取り上げられる。まず、親がエピソード分析を通じて、自分の「私的感覚」を言語化すること。言語化することで自分の願いを相対化することができる。親が自分の願いを相対化したとき、ようやくその願いが、「共同体感覚」に沿っているのかどうかを冷静に判断することができる。

「パセージプラス」が求めているのは、子どもに伝えようとする願いが、親の「私利私欲」だけからきているのかどうかをまず見極めること、その上で、「共同体感覚」に沿っているなら、「上手にその願いを子どもに伝えていく」ということなのだと思う。「ある年令を過ぎたらお金の管理を自分でしてほしい」、「今手が離せないので買い物に行ってほしい」、「洗濯ものを出すときに洗濯しやすいように靴下を表にしておいてほしい」と言う願いは、よくよく吟味してみると、単なる「私利私欲」ではなく、十分に「共同体感覚」に沿ったものだと言えるだろう。ならば、「パセージプラス」の技術を使って、それを「上手に子ども達に伝えていこう!」ということだ。

「パセージ」の実践を積み重ねた上に「パセージプラス」へ進む。「パセージプラス」に至ってはじめて、本格的な「アドラー心理学に則った育児」が始まるといえる。このシステムは本当によく考えられ、よく練られたものだと実感した。今後ともこの地で、「パセージ」「パセージプラス」を広げる活動を地道に続けていきたいとあらためて願うことができた。

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パセージプラスで学ぶ



パセージブラス、念願の自前の開催。我ながらしっとりと進んだと思う。

パセージブラスのポイントの一つは、エピソード分析。昨年4月から毎月、エピソード分析の練習会をしてきた。その成果をしっかり味わえたセミナーとなった。

体験者のエピソード分析は、事例提供側の見通しがあるのでサクサクと進む。仕上がったエピソードを使って、テキストと照らし合わせて説明していくので、説明する側もやりやすいし、初めて経験する人にもわかりやすかったし、経験者には良い復習になったのではと思う。

リーダー側にも、たくさんのエピソード分析の経験があるので、見通しがつきやすい。気持ちに余裕があるので、しっかり時間配分にも気を配ることができた。

一つ学んだことがあった。パセージブラスとパセージの違い。「大切な話をする」の中で、あるメンバーさんの「思春期を迎えた子どもとこれからのことを話し合いたい」と言うテーマを取り上げた。どんな問題意識かを聞いていくと、子どもの答えを待って、それに対して一緒に考えていきたいというお話であった。なるほど、パセージなら、その姿勢が正解。

パセージプラスでは、こちら側がある伝えたいものを持つ。メンバーさんと少しやりとりして、「自分の財布を自分で管理する」に落としこんで、その後みんなで具体的なシナリオ作りを行った。こちら側が、親として伝えたいことを待ち、なおかつそれを上から押し付けるのではなく、終始横の関係を保ちながら伝えていく。親側にもしっかりとした腹の括り方が必要であり、かつ成功の鍵は、その時の親と子の関係性にある。

後でやってみた経過も聞かせてもらった。本人がびっくりするほど、子どもが真剣に受け止めてくれて、日にちを置いてちゃんとお返事をくれることになったのだと言う。

受け入れられる、断られる、妥協点を見いだす。ある結果が出るまで、終始横の関係で話し合っていくためには、親子関係が相当成熟している必要がある。幸い今回のメンバーさんは、丁寧にパセージの実践を積み重ね、思春期に入っても、とても良い親子関係を築けている。

結果うまく行った。うまく行ったことが、逆に親子関係が成熟していることの証になっていると言える。野田先生が、これを「パセージプラスの劇薬の一つ」と言った意味が深いところで納得できた。

リーダー側には、メンバーさんの親子関係が成熟しているのかどうかを見極める力が求められるものと思う。グループセミナーのいいところは、こうして、メンバーだけではなくて、リーダーも、メンバーの実践からのフィードバックを受けて学べるところだ。

次の回も楽しみになってきた。

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はる

Author:はる
北海道七飯町で小児科クリニックを経営。子どもたちのこころとからだの豊かな成長を願って、日々の診療、子育て相談、講演会活動を展開している。

名前:高柳滋治
仕事:はるこどもクリニック院長
   病児保育所はるっこ所長
趣味:アドラー心理学を学ぶこと
   草花の写真を撮ること
好きな言葉:
”今日は残りの人生の最初の日”

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